『ダイ・ハード3』(1995)
2020年 11月 24日
”サイモン”と名乗る犯人はジョン・マクレーンを呼び出し、ハーレムのど真ん中で「黒人は嫌いだ」と書かれたプラカードを持たせる。
ストリートギャングに取り囲まれたマクレーンは、危ういところを地元の家電修理店の店主であるゼウスに救われた。
”サイモン”は第二、第三の爆弾を仕掛け、それを防ぐためのゲームを強要。マクレーンと闖入者であるゼウスは、”サイモン”の指示によりニューヨーク中を奔走させられる。
やがて”サイモン”の正体が、かつてマクレーンによって殺されたテロリスト、ハンス・グルーバーの兄だと判明するが、その目的は弟の復讐だけではなかった。
「ダイ・ハード」の3作目は海が舞台だろうという噂は早くから流れていたが、続編の製作はなかなか実現せず。
これは実際に船上アクション物の脚本が書かれたものの、スティーブン・セーガル主演で大ヒットした「沈黙の戦艦」とのネタ被りを嫌って没になったから、というのもどうやら噂通りだった模様。
この3作目は、前2作とはかなり雰囲気が違うこともあってあまり好きではなかったのだが、久しぶりに見直してみるとなかなか面白い。
監督は1作目と同じジョン・マクティアナンだが、1作目の続編という体裁をとりながらも全く別の作品に仕上げたのが、結果的に功を奏したといったところだろうか。
ただボニー・ベデリアが出てこないのだけが残念。
【ひとりごと】