『ポルターガイスト2』(1986)
2020年 11月 26日
普通なら”Based on Characters Created by ~”みたいな感じでクレジットされそうなものだが、一切名前が出てこないのは些か不自然な気もする。
その一家を助けるべくやってきたのが、インディアンの呪術師テイラーで、彼は前作にも登場した霊媒師タンジーナの仲間。
やがてタンジーナ自身もやってきて謎解きを始める。
彼らの家は墓地の上に建てられていたのだが、その下にはかつて狂信者に率いられた一団が閉じ込められ、そこで死んでいったのだと。
勿論「怪しげな神父=狂信者」なワケで、得体のしれないモンスターではなく直接的な”悪い奴”が出てくるのが今回の特色。
一家の信頼関係を崩壊させ、”愛”の力を削ぎ、そしてキャロル=アンを手に入れるのが目的なので、より対決色が強まった。
最後は家族の絆と、守護霊みたいな存在になっていたお祖母ちゃんによって救われ、メデタシメデタシ。
このお祖母ちゃんはいわゆる異能者で、キャロル=アンもまた然り、ということは当然母親であるダイアンも異能者で…というのはイキナリすぎるけれど、”選ばれし者”の家系だからターゲットにされるんだ、という理屈付けをしたかったのだろう。
というか、今回見直すまでそんな設定忘れてた…。
ところで今回、何の説明もなく長女が不在というか、いなかったことにされちゃってるんだけど、それはちょっと酷すぎるんじゃないかなあ。
事情が事情だけに触れたくないのはわからないでもないけれども。