『ネイビー・シールズ』(1990)
2020年 11月 30日

程なくしてミサイル奪還作戦が立案されシールズも出動するのだが、空振りに終わる。
カランはレバノンの情勢に精通したジャーナリストのクレアに近づき、彼女から何らかの情報を得ようとしていた。
米国特殊部隊シールズの活躍を描くアクション映画で、「ネイビー・シールズ」の名前を冠した映画は何本もあるが、これがそれらの元祖か。
出演はチャーリー・シーン、マイケル・ビーン、ジョアンヌ・ウォーリー・キルマー、ビル・パクストン、シリル・オライリー、デニス・ヘイスバート、ポール・サンチェスら。
監督はルイス・ティーグ。
恋愛ドラマあり、哀しい戦友との別れありと程よく満遍なく盛り込まれ、卒なくまとめられた佳作である。
マイケル・ビーンが鬼隊長、チャーリー・シーンが切り込み役の暴れん坊といった役回りで、ビリングトップはチャーリー・シーンになっているが、中心になっているのはマイケル・ビーン演じるカランの方。
些か唐突な感は否めないが、美人ジャーナリストのジョアンヌ・ウォーリー=キルマーと、最初のうちは衝突するものの最後にはいい雰囲気になる。
一方でチャーリー・シーンが演じるホーキンスは、自分勝手で悪戯好きで命令無視の常習犯。
そして自身の軽挙妄動が仲間の死を招いてしまうのだが、あまり反省の色が見られないのが気になる。
まあ80年代にはそういうタイプのヒーローは多かった印象だが。
【ひとりごと】
休暇中のメンバーがゴルフに興じる場面があるのだけれど、これまた80年代風味で軽い。