『エイリアン<ディレクターズ・カット版>』
2020年 11月 30日
20世紀FOXからディズニーに移行してどうなるかも気になるが(ディズニー向きの素材じゃないように思うが)、ここらでもう一回おさらいをしておこうかな、と思い立った。
まずは第一作めからだけれども、今回も<DC版>を選択。
オリジナル版は気に入っているといいつつも<DC版>を作ったということは、監督としてはこちらが決定版ということでいいいのだろうか。

そして最後はやれやれ、これで解決、と思った矢先にトドメが来る、といった具合。
その分ノストロモ号乗員と同じような、リアルな恐怖を観客も体験することになる。
怖いのは苦手なので決して好きな映画ではないのだが、それでも良く出来ているし、客観的に面白いと認めざるを得ない。
また見直せば見直すほどエロティック。
直接的な描写はリプリーが下着姿になるシーンくらい(元々は冷凍催眠のシーンは全裸で撮影する予定であったことの名残らしい)だが、エイリアンのデザイン然り、潜在意識に訴えかけるような要素が散りばめられている。
乗組員間での艶めかしい関係は描かれなかったが、そこは想像の余地が残されているということか。当初はリプリーとダラスが恋人同士という設定もあったそうだが。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3196610/
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