『ストリートファイター』(1994)
2020年 12月 01日
主演はジャン=クロード・ヴァン・ダム、共演はラウル・ジュリア、ミンナ・ウェン、ウェス・ステュウディ、バイロン・マン、ダミアン・チャパ、カイリー・ミノーグら。
脚本・監督はスティーブン・E・デ・スーザ。
熱心なゲームファンからすれば、このキャラクターの役回りが全然違うとか、この俳優さんではイメージが合わないとか色々と不満も出るところだろうが、単純にアクション映画として楽しめる。
主演はヴァン・ダムだが彼のワンマン映画にはなっておらず、きちんと組織された特殊部隊だけではなく成り行きで参加することになった者も含めた、いわば寄せ集めの集団が結果的に共通の目的のために協力し合う、という強者集結ムードも悪くない。
バイソン将軍役のラウル・ジュリアはこれが遺作。
こけた頬に鋭い眼光の持主という殆ど”加藤保憲”状態のキャラクターだが、これは演技やメイクだけでなく、実際に体調も悪かったのだろう。
ラストは続編を意識してかその復活を示唆するショットで締めくくられているが、残念ながら還らぬ人となり、続編も作られなかった(リブート作品はある)。
ところでこの作品、元々はジャッキー・チェンとヴァン・ダムの共演作として準備されていたものがヴァン・ダム単独作になったそうだが、実現していたとしても上手く二人で見せ場を分かち合えただろうか。
ワンマン映画ではないものの、良くも悪くも周囲が格下ばかりなので、結果的にヴァン・ダムを中心に据えられたからまとまった感はあるのだが。
【ひとりごと】
ゲームはやったことがないものの、流石にチュンリー(春麗)やキャミィのキャラは知ってる。
頑張ってはいるものの、ミンナ・ウェン(ミン・ナ)やカイリー・ミノーグでは色気や萌え要素が足りないかな。
【概略】 東南アジアの軍事国家シャドルーで異変が発生。独裁者のバイソン将軍が外国人を人質に取り、連合国軍側に200億ドルという法外な身代金を要求してきた。バイソンの暴挙はエスカレートし、捕虜を実験台に恐るべき“人間兵器”の開発に動き出す。連合国のガイル大佐は精鋭のファイターたちを引き連れ、果敢に敵陣に乗り込んでいった…。 アクション .0★★★☆☆ 名前が色々違うことで有名な作品ですね(...... more