
全宇宙征服の野望を持つスケルターと、それを阻止せんと立ち向かう勇者ヒーマンを描いたSFアクション物で、これが
ドルフ・ラングレンの初主演映画。
元はマテル社が発売してた世界的ヒットを飛ばしたフィギュア・シリーズがあり、それをベースにコミック化したものを更に映画化した、とちょっとややこしい経緯がある。
雰囲気としては蛮勇コナンを『スター・ウォーズ』世界で活躍させたらこんな感じになるかなあ。
ただ途中でヒーマン一行はスケルター軍団から逃れるために時空間転移装置を使うのだが、その転送された先が地球。
ということで物語の大半は地球が舞台で、そのカルチャーギャップを描いたり、善い地球人に助けられたり、分からず屋の地球人に邪魔されたりを繰り返す羽目に。
壮大な世界観は一気に隣町の事件くらいにスケールダウンしてしまう。
ビル・コンティの書いた音楽は威勢が良くて格好いいんだけれどなあ。
昔見た時ほど愉しめなかった。
共演はフランク・ランジェラ(顔がわからん)、
メグ・フォスター、ビリー・バーティ、コートニー・コックス、ロバート・ダンカン・マクニール、チェルシー・フィールド、ジョン・サイファー、ジェームズ・トルカン、クリスティナ・ピックルズ、アンソニー・デロンギス。
監督はゲイリー・ゴダード、製作総指揮がエドワード・R・プレスマン。
メナハム・ゴーランと
ヨーラン・グローバスのキャノン・フィルム作品だ。