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『赤×ピンク』

『赤×ピンク』_e0033570_22022692.jpg桜庭一樹の小説を、芳賀優里亜、多田あさみ、水崎綾女小池里奈で映画化した「新・エロティック×青春アクションムービー!」…って随分欲張ってます。

まあこの惹句に偽りはなし。
4人、プラスα(彼女たちの周囲で支えてくれているメンバー)の個性も光っていますので、エロティックな部分とスポ根モノに通じる熱さ、その両方がストレートに伝わってくる作品になってます。

今回もコメンタリー付きで見直してみました。
4人が4人とも、女の子同士が仲良くなれて、これだけ楽しかった現場は初めて、と口を揃えてるのが印象的です。
撮影中なのに素の表情が出ていたり、実際に寝ちゃっていたり、キツかったり辛かったりもあったんでしょうが、それでも「楽しかった」と彼女たちに思わせたのは現場でのスタッフ、キャスト間のコミュニケーションがしっかり取れていたことと、雰囲気作りが上手くいっていた証拠でしょうね。
坂本組の現場での悪評って、噂レベルでも聞こえてきません。

そしてこれも角川映画の<R18+のセクシー路線シリーズ>の一本。
『赤×ピンク』_e0033570_23154144.png
実際はR18+ではなくR15+なんですが、芳賀優里亜のヌードが売りなのでGやPGというワケではいかなかったのでしょう?
でもレイプシーンがあったり、ヌードシーンではバストトップだけじゃなくヘアまでバッチリ見えてるんですが、それでも15歳以上なら鑑賞OKってことですよね。
「私の奴隷になりなさい」なんかでも、これって本当にやってるんじゃないの?ってシーンもありましたし、うーん、映倫の基準が今一つわからないですなあ。

ともあれ、こういった路線での坂本浩一監督作品もまた見てみたいんですが、相応しい題材、そして出演者がいるでしょうか。
実現にはなかなかハードルが高そうですけれどね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/21724571/
https://odin2099.exblog.jp/22574507/


by odin2099 | 2020-12-09 19:04 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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