『邪馬台国は別府温泉だった!/火山灰に封印された卑弥呼の王宮』 酒井正士
2020年 12月 25日

しかし中身は『魏志倭人伝』に書かれている方角と距離、水行と陸行を全て記述通りに解釈するとたどり着くのは別府温泉だった、と至極真っ当なもの。
先入観を捨てて忠実に読むとこの結論に至る、というのはなかなか説得力があった。
例によって有識者とか大家とか称している人には到底受け入れられないか、一笑に付されてしまうかもしれないが、未だに邪馬台国の比定地に対して決定打がないということは、見方を変えれば見当違いの場所を探しているのかもしれないのだから、いろいろな説が出てくるのは歓迎すべきことだろう。
そして邪馬台国の遺跡は、火山の噴火によって埋没した、という考えもロマンがあって良い。