『シーナ』(1984)
2021年 01月 06日
シャーマンがそのことを予期したことによってシーナは恐るべき陰謀劇に巻き込まれてしまう。
そして同時に、それは取材に訪れていたアメリカ人ケイシーとシーナとの運命的な出会いでもあった。
1955年と2000年にテレビドラマ化もされ、数年前から再映画化の話も聞こえてきているアメコミ原作の女「ターザン」映画。
ヒロインの”ジャングル・クイーン”に扮するのは『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』で注目を集めたタニア・ロバーツで、彼女はこの作品の後で『007/美しき獲物たち』のボンドガールに抜擢される。
監督はジョン・ギラーミン、共演はテッド・ワス、ドノバン・スコット、エリザベス・オブ・トロ。
タニア・ロバーツは全編を半裸のコスチュームで通した関係上、多くのアクションシーンや動物との絡みを自分で演じていると思われるが、その頑張りぶりは大いに評価出来る。
撮影時は28~29歳ぐらいなので、彼女が一番輝いていた時期だと言っても良いかもしれない。
また二度に亘る水浴びシーンでは惜しげもなくオールヌードを披露するサービスぶり。
映画そのものはメリハリに乏しく、編集次第でもっと面白くなったんじゃないかと思えるが、彼女を見てるだけでも満足できる作品かと。
先ごろ彼女の訃報が届いたが(しかも一度目は誤報で、後刻改めてその死が報じられるという混乱ぶりだった)、まだ65歳とのことでその死が惜しまれる。
ところでシーナは、成長する前の幼女期と少女期も下半身のみを隠し上半身はヌードのままだが、今だったら問題視されるところだろう。