『スタントウーマン/ハリウッドの知られざるヒーローたち』(2020)
2021年 01月 09日
女優のミシェル・ロドリゲスが、製作総指揮のみならず案内役としても参加。
性差別、人種差別…。
映画創成期、女優は何でもやってきた。
ところが映画は金になることがわかると男性がワッと業界に参入し、完全なる男社会を作り上げてしまう。
女性キャラクターの危険な場面でも、代役は女装した男性スタントマン。
その中で少しずつ女性にも活躍の場が与えられはじめ、彼女たちは男性顔負けの熱演を披露し、地位向上に努めるのだが、それに対しても露骨な圧力が加えられる。
そんな日々が当事者たちの口から、生の声で聞くことが出来る。
また過酷な現場では怪我は日常茶飯事。
時には痛ましい事故も起こる。
仲間の死。
もし自分がその場であーしていたら、こーしていたら防げたかもしれないという悔恨の情はずっと彼女たちに付きまとう。
惜しむらくは彼女たちの生の声を拾うことに注力し、その彼女たちのパフォーマンスを殆ど見せてくれなかったことだろう。
キネカ大森括りで2021年の名画座パスポート使用から5本まとめてレビュー。 ◆『FAKE』キネカ大森3 ▲苗字に漢字四文字使う「佐村河内」だが、苗字長い方が偉い気がする。「佐村鬼龍院」とかあったら苗字としてかっけーじゃん。テストの名前書くロスタイムで小学生くらいの時「うちはなんでこんな苗字なんだよ」って怒ってそうだけど。 五つ星評価で【★★★★何が正しいかを判定する術がないなら、そこは...... more