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『GODZILLA(2014)』

昨年春の公開予定が秋になり、更に今春へと延期。
このまま予定通り(というか前倒しされたけど)公開されるかは現時点では不透明ながら、遂に予告編も解禁された<モンスターバース>第四弾『ゴジラVSコング(仮)』
従来の作品の出来からするとあまり過剰な期待は禁物ながら、やはり気分は盛り上がってくる。

ということで、先ずは<モンスターバース>第一弾『ゴジラ』をおさらい。

ケン・ワタナベの出演が話題になっていたけれど、彼は傍観者というか狂言回しというか、物語の進行には殆ど絡まない。
聞かれたことに答えるだけで自ら引っ張ることはしないし、たまに自分の希望を述べてもそれは受け入れてもらえない。

なのでメインになるのはゴジラに翻弄され続けたブロディ一家の方々。

『GODZILLA(2014)』_e0033570_19374612.jpg母サンドラは序盤であっけなく退場。
父ジョーは無念のうちに命を落とす。
この人は死なせなくても良かったよなあ、とつくづく思う。
無念を晴らさせてあげたかったな、と。
息子のフォードは父の意思を継ぐでもなく、軍人として主人公らしく戦う。
その妻エルと息子サムは逃げ惑い、パニック映画らしいすれ違いのドラマが描かれるのだが、怪獣と戦いながら行方不明の家族を探すのはちょっと詰め込み過ぎで無理があるような。

そしてゴジラ。
ゴジラ以外の怪獣を出し対決モノにしたのは好判断で、ゴジラだけだったら持たなかったかもしれない。
それにゴジラ単独だったら所詮はヒール(悪役)。
人類にとっての脅威で倒すべき敵として描かざるを得なかったと思うが、人類の”救い主”としての可能性を持たせたのは成功だったろう。
今後の作品で如何様にも描き得るのだから。

そしてラストシーンは花道を堂々と退場するゴジラの姿。
真の主役はオレだと主張するかの如くである。

【ひとりごと】
エリザベス・オルセンってこの作品と<MCU>に出てるからか、ヲタクの女神という感じがする。
童顔・巨乳で萌え系なのも、ヲタクへのアピール度は高い。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/22235380/
https://odin2099.exblog.jp/25638902/
https://odin2099.exblog.jp/27974593/


by odin2099 | 2021-01-26 18:37 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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