『課外授業』(1975)
2021年 01月 28日
彼女はアレサンドロにモーションをかけるが、アレサンドロはなかなか一歩を踏み出せないでいた。
そんな彼らの前に年上の魅力的なピアノ教師ローラが現れ、たちまちアレサンドロは彼女に夢中になるのだが、そんなアレサンドロの様子が面白くないガブリエルは、ローラが自慰しているところを盗み撮りし、その写真を使って彼女を脅迫する。
そしてアレサンドロはエマヌエラとも結ばれるのだった。

主演のキャロル・ベイカーは、この時43か44歳くらい。
ローラというキャラクターの年齢設定がどのくらいなのかはわからないが(劇中では「若い人」と呼ばれるシーンもあるのだが)、アレサンドロたちが「母親ぐらいの歳だ」と言ってるくらいだから実年齢とそうは離れていないのだろう。
そうすると、確かに十分に奇麗ではあるけれど、18の少年のお相手をするというのは些か奇異な感じがしないでもない。
また売りではあるものの、彼女が完全に脱いでるショットもさほど多くはない。
それよりもシーンとしては多くはないが、エマヌエラ役のレオノーラ・ファニ(『エデンの園』に出てたんだね)が何度かチラ見せしてくれた後に、ラストシーンでは少女らしい瑞々しい全裸姿を披露してくれているし、それにもう一人、中盤でちょこっと出てくる伯父の家政婦ガブリエーラ(演:エミリオ・ロクルチオ)がアレサンドロを誘惑するシーンで見せてくれるムチムチのボディの方が、むしろ見応えがあるかも。
それにしてもアレサンドロの両親は相当な変わり者。
そしてちょくちょく出てくる露出狂は一体何のアクセントのつもりなんだろうか。