第三次大戦後、政府が崩壊し無法都市を化した日本を舞台にしたSFアクション映画。
『アイアンガール』の第二弾だが前作の続編ではなく、
明日花キララが演じる記憶をなくした女戦士のキャラクターのみを引き継ぎ世界観は一新されている。
他の出演は
岩永洋昭、
岸明日香、河合龍之介、
亜紗美、森下悠里、成田愛、けーすけ、ボブ鈴木、
島津健太郎。
監督は藤原健一。

今回も短期間、低予算で作られたのだろうが、荒廃した東京のビジュアルイメージは悪くないし、前作以上にアイアンガールが格好良い。
終始クールだった前作と比べると、悪戯したりお茶目な一面を見せたりと表情も豊かに。酔っぱらうシーンも愛嬌があって可愛い。
またアクションシーンにも真摯に取り組み、セクシーなバトルスーツ姿でポーズもビシっと決めているので前作よりも強く見える。実際本作では強敵は出てくるもののあまりピンチらしいピンチもない。
そして勿論R15の範囲内ではあるものの、しっかりと見せてくれる。
ヌードシーンも前作以上にパワーアップしている感じで期待に応えてくれている。
前作には特撮ヒーロー物の経験者が何人も出ていたが、本作では岩永洋昭がアイアンガールの相棒としてサポート。
グラビアアイドルの岸明日香がヒロイン格で花を添え、河合龍之介と亜紗美が強敵として立ちはだかりアクションの見せ場を作っている。
クレジット上では大きく扱われている森下悠里は、チラっとだけ出てくる謎の美女役。
何らかのキーパーソンの役割を担っているのだろうが、それは明らかにされずに終わってしまう。
ラストは主人公が単身再び旅に出るところで終わり続編を期待させるが、次回作も純粋な続編ではなく、再び世界観を一新しているようだ。