えーと、DVDに収録されているのはこのヴァージョンで良かったのかな。
テレビシリーズの24話分を再編集したのが『新世紀エヴァンゲリオン/シト新生 DEATH』で、同時上映の『シト新生 REBIRTH』が未完成だったために、それを作り直したのが『THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン/Air』と『新世紀エヴァンゲリオン/まごころを、君に』。
そして今度は当初の構想通りの二部作として上映しなおすために『新世紀エヴァンゲリオン/シト新生 DEATH』を手直したのがWOWOWで放送された
『新世紀エヴァンゲリオン/DEATH(TRUE)』で、その後で改めて劇場公開用に再度手を入れたのがこの『新世紀エヴァンゲリオン/DEATH(TRUE)2』、ということでいいのかな。
まあ厳密にいえば更にいじってる「リニューアル版」が、このDVDに収録されてるヴァージョンってことになるんだろうけれど。

ところで何を今さらなのだが『新世紀エヴァンゲリオン』、未だにきちんと見てない。
最初の映画版が公開される頃にやってた再放送も中途半端に見ちゃったし、この時の劇場版はしつこく3回とも行ったけれど、「新劇場版」の方は1作目しか見てないし…。

このテレビシリーズの再編集版も一応の予備知識は仕入れ、あわよくばこれでお浚い出来るのかなと思いきや……無理でしたね。
大体ストーリーの順を追っての再編集版じゃなく、時系列はあっちゃこっちゃに飛ぶし、キャラクターやシチュエーションの説明台詞やナレーションの類は一切ないし、テレビ見てなかった人は完全に置いてけ堀状態。
話題になってるから、どれ、どんなものかな、という気持ちで見に来た一見さんは面食らっただろうなあ。
この映画見れば『エヴァ』のことがわかる、ついて行けると思ったのが間違い。
改めて見直してもやっぱりわからないことだらけだな。
【ひとこと】
この”三度目の正直”版が公開された頃には『エヴァ』は既に下火になり、ファンのムーブは『機動戦艦ナデシコ』に移っていたようで、ちょいと寂しいなと思ったことを唐突に思い出した。
あれから時が過ぎ、『エヴァ』はまだコンテンツとして生き残ってるけど、『ナデシコ』はもうあまり話題に上ることはないようで。
それもまた寂しい。