『札幌オリンピック』(1972)
2021年 02月 04日
その頃までに新型コロナウィルスが治まってればいいですが、今の状況からするとまだ難しいのかなあ、という気もします。
実は見るまでは開会式がいつ行われていたのか、全く意識してなかったもので…。

この大会くらいから朧げにオリンピックの記憶があるのですが、開巻すぐから何やら不穏な動きが。
選手が企業から報酬を受け取っていたことがオリンピックの精神に反するとかで、当該選手の出場資格の剝奪だの、それを受けての参加国による参加ボイコットだのと、色々問題があったのですね。
ちっとも知りませんでした。
一方の競技風景の方では、なんといっても開催国たる日本の面目躍如である表彰台独占の日の丸飛行隊、転倒してもニッコリ笑って立ち上がって銅メダルを獲得した”銀板の妖精”ジャネット・リンあたりが懐かしく思い出されます。
しかしテレビ中継などで競技をずっと見ているならいいのですが、映画だと競技途中の一部だけを切り取り、その細切れ映像を編集しているからどうしてものめり込めませんし、その凄さも今一つどころか二つか三つくらい伝わりにくくなってしまっています。
また技術の進歩もあるので、今だったらもっと迫力、臨場感あふれる”絵”が撮れるのだろうな、という思いもあります。
それでも彼の市川崑総監督の手になる「東京オリンピック」よりは、オリンピックを見たなという気分にさせられました。
あの映画はあまりにも散漫過ぎましたからねえ。
【ひとりごと】
そういや2030年に札幌にオリンピック誘致、という話はどうなっているんでしょうか。