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『ミッション・マンガル/崖っぷちチームの火星打上げ計画』(2019)

『ミッション・マンガル/崖っぷちチームの火星打上げ計画』(2019)_e0033570_19023335.jpgロケットの打ち上げに失敗し、プロジェクトリーダーの科学者ラケーシュと、女性ながらプロジェクトディレクターを務めるタラが、実現不可能な夢物語だと思われてる火星ミッションへと左遷されるところからお話は始まる。
一端は絶望的な環境に落胆するのだが、主婦の知恵を応用したタラのアイディアからラケーシュもやる気になり、周囲を説得してプロジェクトは動き出す。
しかし予算は限られ、集められたメンバーは素人ばかり。
ここから如何に夢を実現していくか、という実話に基づいたもの。

インド映画と聞いて、歌って踊って3時間超えの作品なのかなあ、と慄いていたけれど、2時間10分のお手頃サイズ。
安心して見ていたけれど、それでも意味があるんだかないんだかわからない踊りのシーンはしっかりと存在。
まあ楽しめれば何でもいいかな。

そして物語はといえば、落ちこぼれやはみ出し者が集まって、紆余曲折を乗り越え遂には栄光を掴む、という熱い展開。
人手不足に予算不足、周囲の無理解、家族との軋轢、そしてようやく打ち上げにまで漕ぎつけたと思ったら悪天候に悩まされ、とハラハラドキドキされられる。
もちろん最後がハッピーエンドになるとわかっていても、だ。

出てくる人物も、夫や子供たちの世話で大童な主婦、姑の嫌味に耐えて妊活中の女性、占いに傾倒してる男性、退職間近の老人…と個性豊かだし、このメンバーを束ねるリーダーもかなり型破りな人物。
物語を進める上で立場上”悪役”ポジションとなるキャラクターもいるものの、基本的には善人しか出てこない作品で、見終わった後で明るく前向きな気持ちになれるのもイイ。
モデルになった人物はいてもエピソードの大半は創作なんじゃないかと思うのだが、”嘘の中のリアリティ”が感じられるのでそれも気にならない。

宇宙開発を題材にした他のハリウッド映画にも引けを足らない出来で、出てくる女性陣が皆美人揃いというのも嬉しい(かなり”濃い”顔立ちの方たちばかりだが)。
こういうの見せられると、日本映画は活力や夢がないなあと思わされる。


Tracked from ふじき78の死屍累々映画.. at 2021-02-20 00:13
タイトル : 『悪魔の植物人間』『喜劇 愛妻物語』『踊る騎士』『心の傷..
近々に見た映画5本レビュー。 ◆『悪魔の植物人間』シネマート新宿1 ▲画像は後から。 五つ星評価で【★★★星一つサービスしたのは植物の映像が何か健気に卑猥だから】 シネマート新宿の特集「狂人暴走・大激突」の一本。 1973年、カラー、92分、初見。ジャック・カーディフ監督。 ガーデニングという言葉がまだなかった頃、植物園の食虫植物を見ながら「この機能を人間にもたらしたら素晴らしい生物が出...... more
Commented by ふじき78 at 2021-02-19 23:02 x
エンドロールで実物の人間の写真が出てきて、「あ、意外と女だらけじゃなさそうだ」とわかった時の騙され感をどうにかしてほしい。
Commented by odin2099 at 2021-02-20 09:21
> ふじき78さん
                                                          メンバーももう少し多かったみたいだし、あそこまで美女揃いでもなかったようだしね。
各人のエピソードも複数の人物のものを元に構成してるというけれど、キャラ付け含めてかなりフィクションじゃないかなあという気もする。
実際にこの計画の裏側を記した本とかドキュメンタリー映画とかあったらチェックしたいな。
by odin2099 | 2021-02-06 19:05 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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