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『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』

<MCU>の23作目でフェーズ3の11本目。
そして<インフィニティ・サーガ>の完結編。

「アイアンマン」から始まってこの作品で23本。
長い旅がようやく終わり、じゃない、小休止。

前作「アベンジャーズ/エンド・ゲーム」が正に大団円という感じの終わり方をしてるので、この作品が<フェイズ3>のトリではなく<フェイズ4>の始まりなのかと思っていたけれど、大団円の後のカーテンコールみたいなものと考えれば良いんだろう。
トニー・スターク亡き今、全てはピーター・パーカーへ託された、というバトンタッチ映画でもある。
その後で現実世界でスパイダーマンの<MCU>からの離脱騒動があったのは、皮肉と言えば皮肉だが。

『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』_e0033570_20343824.jpgそれにしてもこの作品の公開から一年半以上。
まさかまだ<フェイズ4>の開幕がお預けになっているとは予想も出来なかった。
24作目となる「ブラック・ウィドウ」は去年の4月公開予定が11月になり、更に本年の4月へと再延期。
ただ未だ新型コロナウィルスの猛威冷めやらぬ中、無事に公開されるかどうかは現段階では定かではない。
厳密にいえば<フェイズ4>は、ネット配信ドラマ「ワンダヴィジョン」でスタートしてはいるのだが、やはり本流は劇場公開作品だろう。

ところでその「ワンダヴィジョン」にはピエトロ・マキシモフではなく、ピーター・マキシモフのクイックシルバーが登場したので大騒ぎになっている。
演じているのも「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のアーロン・テイラー=ジョンソンではなく、<X-MEN>シリーズのエヴァン・ピーターズ。
同一人物というべきか、似て非なる別人というべきか。
<X-MEN>が<MCU>入りするのは確定事項だが、いきなり変化球を用意してきたワケだ。

また本作に続く3作目の「スパイダーマン」映画にも隠し玉がありそう。
本作に「スパイダーマン」三部作でJ・ジョナ・ジェイムソンを演じたJ・K・シモンズが同じ役で出てきたのに続き、ドクター・オクトパス(演:アルフレッド・モリーナfrom「スパイダーマン2」)とエレクトロ(演:ジェイミー・フォックスfrom「アメイジング・スパイダーマン2」)の出演が確定。

他の<MCU>作品からはドクター・ストレンジが登場し、また「デアデビル」ことマット・マードックの登場も囁かれているし、更にグリーン・ゴブリン(演:ウィレム・デフォーfrom「スパイダーマン」)が出てるとか、キルスティン・ダンスト(「スパイダーマン」三部作のMJ)にデヴォン・サワ(「アメイジング・スパイダーマン2」のハリー・オズボーン)も出るとか(デヴォン・サワ自身はこれを否定)、更に更にトビー・マグワイヤとアンドリュー・ガーフィールドの参戦も噂されてる?!

非<MCU>作品であるはずの「モービウス」の予告では、街中にスパイダーマンのポスターが貼られ、マイケル・キートンが前作のヴィラン、ヴァルチャーと思しき役で顔を見せたりと気になる要素ばかり。
この分だとマーベルコミックの映画化作品は、全て<MCU>に収斂していくのかもしれない。
ライバルの<DCユニバース>も、旧作映画やテレビドラマとのクロスオーバーを進めているので、もはやアメコミ映画は何でもありなんだろう。

ところで本作では前作に比べベティ・ブラントことアンガーリー・ライスちゃんの出番が増えてる。
今回はいきなりネッドと恋仲になったものの、すぐに破局。次も出るかな。
本作品撮影時でまだ17か18なので、先が楽しみな女優さんだ。
『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』_e0033570_08393739.png
【ひとりごと】
<吹替版>で見ていても、エンドロールで妙な日本語の歌が始まったら<英語版>に切り替えよう。
余韻が残る。

<過去記事>


by odin2099 | 2021-02-07 20:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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