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『新諸国物語 紅孔雀/第二篇 呪の魔笛』(1954)

『新諸国物語 紅孔雀/第二篇 呪の魔笛』(1954)_e0033570_22020347.jpg
紅孔雀の鍵を奪い合う小四郎と一角。
だが五升酒の猩々は災いの元だとして海へ投げ捨てる。
後に鍵は風小僧によって見つけ出されるが、再び一角の手へと渡ってしまう。
一方互いに惹かれあう小四郎と久美だったが、網の長者や一角らの思惑が絡み合い離れ離れへ。
そして久美は今度は”されこうべ党”の手の者に連れられ、盲目の剣士浮寝丸と邂逅。
浮寝丸の口から”白鳥党”と”されこうべ党”の長きに亘る因果、そして自分が”されこうべ党”の党首であり、小四郎が”白鳥党”の党首であることを告げられ動揺する久美だったが、薬草を飲まされ心を”されこうべ党”に支配されてしまった。
その頃一角に襲われた小四郎は、絶体絶命の窮地に陥っていた。

鍵の在処は二転三転し、恋仲の若い二人は敵と味方に分かれ、財宝目当ての悪党どもだけでなく、その背後には”白鳥党”と”されこうべ党”の宿命の戦いという縦糸が張られていたことが明らかになる第二部。
登場人物が多いので1時間弱の上映時間では、交通整理が精一杯で掘り下げが足りない。
せめて1時間半か出来れば2時間は欲しい情報量の多さなので、非常に勿体なくも思う。
錦之助の主演映画だが主役の割に出番は少なく、ともすれば大友柳太郎や東千代之介に食われがちだ。

そんな中で善から悪へ。
可憐なヒロインから妖艶な悪女へと変貌する高千穂ひづるが、一段と光っている。


by odin2099 | 2021-03-21 18:54 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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