人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『奇想天外!空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』(1975)

『奇想天外!空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』(1975)_e0033570_22340510.jpg第二次大戦中、米軍のスティーブ・トレバー少佐はバミューダ海域でナチスの戦闘機と交戦し撃墜され、地図に載っていないパラダイス島へ降下する。
そこは超人的な力を持ち、不老不死の女性アマゾン族の暮らす島だった。
女王は外界との接触を望まず、トレバーを故郷へと送り返すこととするが、彼を連れ出す者を選ぶための競技会で優勝したのは、密かに参加していた王女ダイアナだった。
スティーブと共にアメリカへ渡ったダイアナはナチスとの戦いに巻き込まれ、ワンダーウーマンとして活躍することに。

ワンダーウーマンを主人公にしたTVムービー。
これに先駆けてキャシー・リー・クロスビーを主演に据えた作品が作られたが、評判は今一つでキャストを一新。
リンダ・カーター演じる新たなワンダーウーマンは好評を持って受け止められたようで、3シーズンに亘って放送される人気シリーズとなった。

現行の映画シリーズでガル・ガドットが演じているワンダーウーマンも美しく聡明で良いのだが、”コミックブックから抜け出してきたような”と表現したくなるのは、やはりこのリンダ・カーター版。
なんといっても露出度高めのコスチュームに圧倒的なボリュームは、スーパーマンにもバットマンにもない、そして両雄と言えども決して勝てない魅力に満ち満ちている。

シリアスな場面とコミカルな場面とが乖離しているのと、お話がモタモタしているので1時間半足らずのランニングタイムが長く感じられてちっとも面白くないのだが、それでもリンダ・カーターを眺めているだけでなんとなく満足してしまう。
最新作『ワンダーウーマン1984』でも彼女は”伝説の戦士”役でカメオ出演、その健在ぶりをアピールしてくれていたのが嬉しい限りだ。

【ひとりごと】
吹替で見るとヘンなナレーションが追加されてたり、広川太一郎が怪演してたりするな。


by odin2099 | 2021-04-10 22:38 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31