『奇想天外!空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』(1975)
2021年 04月 10日
スティーブと共にアメリカへ渡ったダイアナはナチスとの戦いに巻き込まれ、ワンダーウーマンとして活躍することに。
ワンダーウーマンを主人公にしたTVムービー。
これに先駆けてキャシー・リー・クロスビーを主演に据えた作品が作られたが、評判は今一つでキャストを一新。
リンダ・カーター演じる新たなワンダーウーマンは好評を持って受け止められたようで、3シーズンに亘って放送される人気シリーズとなった。
現行の映画シリーズでガル・ガドットが演じているワンダーウーマンも美しく聡明で良いのだが、”コミックブックから抜け出してきたような”と表現したくなるのは、やはりこのリンダ・カーター版。
なんといっても露出度高めのコスチュームに圧倒的なボリュームは、スーパーマンにもバットマンにもない、そして両雄と言えども決して勝てない魅力に満ち満ちている。
シリアスな場面とコミカルな場面とが乖離しているのと、お話がモタモタしているので1時間半足らずのランニングタイムが長く感じられてちっとも面白くないのだが、それでもリンダ・カーターを眺めているだけでなんとなく満足してしまう。
最新作『ワンダーウーマン1984』でも彼女は”伝説の戦士”役でカメオ出演、その健在ぶりをアピールしてくれていたのが嬉しい限りだ。
【ひとりごと】
吹替で見るとヘンなナレーションが追加されてたり、広川太一郎が怪演してたりするな。