『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
2021年 04月 20日
仮面ライダー総登場の「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」と、スーパー戦隊勢揃いの「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」が作られた後だったので、第一報を聞いたときは、遂に来るべきものが来たな。
と同時にドッと不安が押し寄せてきた。
その一方でやはりワクワクもさせられたのだけれども、鑑賞後は落胆の方が大きかった。
せっかくライダーと戦隊が共演したのに、その大半は”カメンライド”と”ゴーカイチェンジ”、つまり仮面ライダーディケイドとゴーカイレッドの変身、平たく言えば偽者同士の対戦だったからだ。
しかも結局は「敵を欺くには先ず味方から」で、要はお互いに芝居をしていただけ。
散々煽っていただけに、両雄の激突には何か意味があるんだろうと真面目に考えていたのがバカバカしくなってしまった。
おまけにこの時の現役ヒーローは、ライダーが「仮面ライダーフォーゼ」、戦隊が「特命戦隊ゴーバスターズ」、ディケイドもゴーカイレッドも既に過去のヒーローになっていた。
そんな彼らを中心に据えて、しかも現役ヒーローはなおざりに出来なかったから焦点がぼやけてしまったし、騙し騙されのまだるっこしいお話をこねくり回した結果、後味もあまり良いものにはなっていない。
ただ久しぶりに見てみると、意外や意外、思いの外愉しい。
その後のブレイクも頷ける。
<過去記事>
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