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『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』

<仮面ライダー>と<スーパー戦隊>、初の本格的コラボ映画。

仮面ライダー総登場の「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」と、スーパー戦隊勢揃いの「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」が作られた後だったので、第一報を聞いたときは、遂に来るべきものが来たな。
と同時にドッと不安が押し寄せてきた。

『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』_e0033570_21353923.jpgその一方でやはりワクワクもさせられたのだけれども、鑑賞後は落胆の方が大きかった。
せっかくライダーと戦隊が共演したのに、その大半は”カメンライド”と”ゴーカイチェンジ”、つまり仮面ライダーディケイドとゴーカイレッドの変身、平たく言えば偽者同士の対戦だったからだ。
しかも結局は「敵を欺くには先ず味方から」で、要はお互いに芝居をしていただけ。
散々煽っていただけに、両雄の激突には何か意味があるんだろうと真面目に考えていたのがバカバカしくなってしまった。

おまけにこの時の現役ヒーローは、ライダーが「仮面ライダーフォーゼ」、戦隊が「特命戦隊ゴーバスターズ」、ディケイドもゴーカイレッドも既に過去のヒーローになっていた。
そんな彼らを中心に据えて、しかも現役ヒーローはなおざりに出来なかったから焦点がぼやけてしまったし、騙し騙されのまだるっこしいお話をこねくり回した結果、後味もあまり良いものにはなっていない。

ただ久しぶりに見てみると、意外や意外、思いの外愉しい。
士は士だし、マーベラスはマーベラス。
海東は如何にも海東らしいし、ジョーもハカセも比奈ちゃんも味がある。
納得いく行動をとる人ばかりではないものの、キャラはみんな立っているのだ(それ以外のキャラは顔見世程度にしか過ぎないけれど)。

なので単純に”ヒーロー対ヒーロー”のお祭り映画としてではなく、屈折したクセの強い連中のドラマだと思って見れば、自ずと違う楽しみも見出せよう、というものだ。

そして山田裕貴の芝居の上達ぶりが凄い。
その後のブレイクも頷ける。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/17850646/
https://odin2099.exblog.jp/19060187/
https://odin2099.exblog.jp/21191597/



by odin2099 | 2021-04-20 19:30 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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