『ピカソ・トリガー/殺しのコード・ネーム』(1988)
2021年 04月 24日
組織内部の抗争かと思われたが、FBIの捜査官たちもまた次々と排除されていく。
その裏には恐るべき陰謀が渦巻いていた。
出演はドナ・スピアー、ホープ・マリー・カールトン、ロバータ・ヴァスケス、シンシア・ブリムホール、キム・マーリン、パティ・ダフェック、リヴ・リンダランドとプレイメイトがズラリ。
一応の主人公らしい捜査官を演じているのはスティーヴ・ボンドだが、この男、銃の腕はからきしダメで、いつも危ういところを女性陣に助けられてばかり。
ただ何故かモテモテなんだよなあ、コイツ。
裏切り者(二重スパイ)がいたり、死んだと思ったら影武者だったりと一応は捻った展開も用意されてるものの、全体的にのんびりムード。
生死を掛けた危険な任務の筈なのに緊迫感はまるでなく、何かというと女性陣はすぐ脱いでイチャイチャしだす。
基本的に彼女たちは銃をぶっ放してるか、おっぱいを出してるかのどっちかだと思ってまず間違いない。
安っぽい『チャーリーズ・エンジェル』みたいなものだと思えばいいだろう。
そして登場人物が多すぎ。
主人公サイドだけでも男が4人ぐらいいて、美女たちも7~8人いて、一応は作戦にあたって各人に役割は振られているんだけど、あっちこっちで皆好き勝手に暴れてる感じ。
もっとチームワークとかコンビネーションを考えれば、もう少し面白くなったんじゃないのかな。
でもこういったおバカ映画、決して嫌いじゃない。
ところで続編として『ピカソ・トリガー2/サベージ・ビーチ』という作品が作られてるのでコイツが1作目なのかと思いきや、実はこの前に作られた『グラマーエンジェル危機一髪』がシリーズとしては1作目らしい。
他にも似たような作品をひっくるめて日本じゃ『ピカソ・トリガー』シリーズとして売ってるようなのでややこしいが、どれも同工異曲らしいので余計混乱に拍車をかけてるようで困りものだ。