『ジュラシック・アマゾネス』(1994)
2021年 04月 26日
『ジュラシック・パーク』+『アマゾネス』なのはわかりますが、この邦題はもうちょいなんとかならなかったんでしょうかね。
もっとも原題も”DINOSAUR ISLAND”だから、どっこいどっこいですけど。
内容もタイトルまんまで、恐竜と半裸の美女ばかりの<時に忘れられた島>に迷いこんだ軍人たち(ボンクラ揃い)が、恐竜を退治して美女と仲良くなりメデタシメデタシというおハナシ。
なにせ監督があのフレッド・オーレン・レイとジム・ウィノースキーの迷コンビなのだから、出来は期待しちゃいけません。
ジム・ダンフォースがアニメートしたとかいう噂の恐竜のモデル・アニメは妙にカクカクしちゃっているし、ロジャー・コーマン先生プロデュースの『恐竜カルノサウルス(ダイナソークライシス)』でタイトルロールを務めた実物大恐竜も出てきますが、このカルノサウルス君、さんざ酷使されたらしく(この作品で3度目か4度目くらいのお勤めのはず)、全然動き(け)ません。
良くも悪くもコーマン印の作品ということで。
以上、「しねま宝島」より転載。
お話は特に面白くないですが(アマゾネスの村の中で覇権争いみたいなものも起こりますが、結局はウヤムヤのうちにハッピーエンドとなります)、巨乳美女たちが惜しげもなくおっぱいをこれでもか、と見せつけてきますので、それを有難がっていれば1時間半はあっという間の筈です。
CGが持て囃されている時代にあって、アナログ感溢れる”特撮”はかえって新鮮ではありますが、技術的にはかなり稚拙ですし(合成のマスクずれまくっていたり、縮尺が怪しかったり)、CGを使う金も時間もなかったんだろうなあとわかってしまうので篤志家だけどうぞ。
個人的には嫌いじゃないどころか好きな作品ではありますが、鑑賞なさる時はくれぐれも自己責任でお願いします。