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『ジュラシック・アマゾネス』(1994)

『ジュラシック・アマゾネス』(1994)_e0033570_22343866.jpg
『ジュラシック・パーク』+『アマゾネス』なのはわかりますが、この邦題はもうちょいなんとかならなかったんでしょうかね。
もっとも原題も”DINOSAUR ISLAND”だから、どっこいどっこいですけど。

内容もタイトルまんまで、恐竜と半裸の美女ばかりの<時に忘れられた島>に迷いこんだ軍人たち(ボンクラ揃い)が、恐竜を退治して美女と仲良くなりメデタシメデタシというおハナシ。
なにせ監督があのフレッド・オーレン・レイジム・ウィノースキーの迷コンビなのだから、出来は期待しちゃいけません。

ジム・ダンフォースがアニメートしたとかいう噂の恐竜のモデル・アニメは妙にカクカクしちゃっているし、ロジャー・コーマン先生プロデュースの『恐竜カルノサウルス(ダイナソークライシス)』でタイトルロールを務めた実物大恐竜も出てきますが、このカルノサウルス君、さんざ酷使されたらしく(この作品で3度目か4度目くらいのお勤めのはず)、全然動き(け)ません。
良くも悪くもコーマン印の作品ということで。


以上、「しねま宝島」より転載。

出演はロス・ハーゲン、リチャード・ガバイ、アントニア・ドリアン、ベッキー・ルーボ、ミシェル・バウアー、ピーター・スペロス、トム・シェル、スティーヴ・バーケットら。
今回、四半世紀ぶり以上で再鑑賞しましたが、付け加えることは特にないかも。

お話は特に面白くないですが(アマゾネスの村の中で覇権争いみたいなものも起こりますが、結局はウヤムヤのうちにハッピーエンドとなります)、巨乳美女たちが惜しげもなくおっぱいをこれでもか、と見せつけてきますので、それを有難がっていれば1時間半はあっという間の筈です。

CGが持て囃されている時代にあって、アナログ感溢れる”特撮”はかえって新鮮ではありますが、技術的にはかなり稚拙ですし(合成のマスクずれまくっていたり、縮尺が怪しかったり)、CGを使う金も時間もなかったんだろうなあとわかってしまうので篤志家だけどうぞ。

個人的には嫌いじゃないどころか好きな作品ではありますが、鑑賞なさる時はくれぐれも自己責任でお願いします。


by odin2099 | 2021-04-26 22:37 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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