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『踊る大捜査線 THE MOVIE/湾岸署史上最悪の3日間!』(1998)

湾岸署の所轄の川で水死体が発見された。
当初は自殺と思われたが死体の状態から殺人事件と断定、捜査が進められる。
一方湾岸署内で窃盗事件が発生し、署内は大騒ぎ。
そこへ警視庁副総監の身代金目的の誘拐事件が勃発し、その捜査本部が湾岸署内に設置されることになったので更に署内はてんやわんや。
本部は極秘に誘拐事件の捜査を進め所轄の刑事たちは蚊帳の外に置かれる中、彼らはそれに反発しながらも殺人事件を追うのだが――。

『踊る大捜査線 THE MOVIE/湾岸署史上最悪の3日間!』(1998)_e0033570_22292430.jpg人気TVドラマ『踊る大捜査線』の劇場公開版で、スタッフ、キャストは続投。
劇中では3つの事件が同時並行的に起こるが、実はその犯人が同一人物で、ということは一切なく、これらの事件は直接には関係しない。

またレギュラーメンバーに加えてゲストキャラクターも多く、画面上では常に複数の人物が右往左往している印象があるのだが、それでも混乱をきたさず娯楽作品として収束させているのだから、脚本、演出ともに大したものである。

この映画はその昔、職場での旅行の際に移動中のバスの車内でぼーっと見た記憶があるが(幹事の私物のビデオテープだった)、その時以来の再鑑賞。
TVシリーズは見たことないので予備知識もあまりないのだけれども、それでも楽しめた。

「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」というフレーズは今でも使われるくらいの影響力。
音楽はハンス・ジマー調で格好良いし、小泉今日子のキャラはハンニバル・レクター
色々な娯楽作品の要素を集めたごった煮の美味さ、といったところだろう。
そういや有名なテーマ曲もイタダキでしたっけ。

【ひとこと】
出演者のなかに先ごろ訃報が伝えられた隆大介の顔が…。


by odin2099 | 2021-04-27 22:31 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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