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『美女宇宙人の侵略』(1962)

『美女宇宙人の侵略』(1962)_e0033570_22094879.jpgボンクラ二人組が仲間の兵士たちと洞窟調査を命じられる。
そこでは美女宇宙人が植物生命体を奴隷として扱い、地球を調査しているところだった。
たちまち彼女たちの捕虜となるが、隙を見て脱出。
そして彼女たちの地球侵略を阻止せんと奮闘する、というSFコメディ映画。

なんか大昔のドリフのコントを見てるような気分にさせられた。
古典的なドタバタは今の目で見るとかえって新鮮。

…というようなこともなく、執拗に同じネタが繰り返されたり、テンポが悪かったりでちっとも笑えない。
宇宙船のセットや、ボロ布を被ってるだけにしか見えないクリーチャー(植物生命体)がチープなのは織り込み済みだったけれども。

最後は殆ど偶然の産物で二人組が宇宙船を壊してしまい、故郷へ帰れなくなった美女宇宙人が彼らと結婚して地球で暮らすことになりメデタシメデタシといういい加減なもの。

そもそも彼女たち、最初は地球人を研究してるだけで地球の征服の意図はない、って言ってたはずなのに、途中で地球を侵略するとかどーとか言い出したりで首尾一貫性を欠いてる(もしかすると日本語字幕が怪しいのかな)。

そして彼女たちが”美人”かというとちょっと微妙。
しかしこの手の作品では”絶世の美女”の方がかえって浮くだろう。
ボンクラな主人公が、そこそこの美女と結ばれてハッピーエンドを迎えるからいいのだ。


by odin2099 | 2021-04-28 22:13 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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