『メガ・シャークVSクロコザウルス』(2010)
2021年 05月 05日

ジャイアント・オクトパスと相打ちになったと思われたメガロドンは生きていたのだ。
巨大ワニは次々と産卵を繰り返し、巨大サメはその卵を餌として狙っている。
軍はナイジェルとマコーミックに協力を要請し、両者を戦わせることにする。
何かを期待させるオープニングタイトルから、すぐに出現するクロコザウルス。
そしてそれに呼応するかのように現れるメガ・シャーク、と序盤はなかなかいい雰囲気なんだけれども、その後どうやって退治しようかと作戦を立案し始めると一気にテンポが悪くなる。
パナマ運河に閉じ込めるだの、ハワイの海底火山を噴火させて始末するだの次から次へとアイディアは出てくるのだが、見ていても何をどうしたいのかがサッパリわからなくなるからだ。
おまけにナイジェルとマコーミックは旧知の間柄ながら犬猿の仲で、終始いがみ合っている。
この二人と行動を共にしてるのがハッチンソンという巨乳美女の軍人さんだが、彼女も仏頂面で怒鳴り散らしてばかり。
途中からずっとタンクトップ姿で行動をしているのに、ちょっとしたサービスショットすら皆無だ。
というワケで登場人物たちが激昂してばかりの、やたらとウルサイ怪獣映画の出来上がり。
見せ方にこれといって変化は(進化も?)ないし、単純に比較するなら前作の方が面白かったかな。