『モンスターハントレス』（2020）

原題は”MONSTER HUNTERS”、ポール・W・Sアンダーソン監督が奥さんのミラ・ジョヴォヴィッチを主演にして撮った『モンスターハンター』に便乗したアサイラム作品です。

山奥に宇宙船が墜落し、中からモンスターが出現。

対エイリアン特殊部隊のメンバーが調査に赴くが、次々と犠牲者が出てしまう。

またこの宇宙船は監獄船で、今度はそれを追って別の宇宙船まで出現。

監獄船もろとも地球を破壊しようとする。

軍は最後の手段として核攻撃を決断するのだが…って、これ、『モンスターハンター』じゃなくて『プレデター』ですな。
ご丁寧に透明になって襲うというシーンまであります。

ロズウェル事件以降、何度も宇宙人がやってきてるという世界らしく、その説明に使われてるのは過去のアサイラム作品からのフッテージ。

また宇宙人から奪った兵器として、これまた過去作から小道具が流用されてるらしいのはＢ級ならではです。

と同時にこのジャンルの集大成作品、ユニバース物の完結編みたいな意味合いもあったりして…？

出演はアンソニー・ヤンセン、コニー・ジョー・セクリスト、マーク・ヴァレリアーノ、ジャリッド・マッセ、トム・サイズモア、監督はブレンダン・ペトリッツォ。

ＣＧなんかはチャチですが見せ方はそんなに悪くないですし、思いの外キャラクターも立っているのでアサイラム・クオリティーをわかって見てる分には１時間半愉しめる方じゃないでしょうか。
ただバンバン人が死んじゃいますけどね。