『バーバリアン/伝説の神剣』(2003)
2021年 05月 11日

王様から正式に姫の救出を依頼され、王様配下の最強の兵士やアマゾネスの女戦士と出会ったバーバリアンは首尾よく二つの神器を手に入れ、姫を救うために武術大会に潜入する。
ところが…というお話。
『コナン・ザ・グレート』以来のヒロイック・ファンタジー物だけれども、製作時期的に『ロード・オブ・ザ・リング』からの影響も見受けられる。
ただ<デスストーカー>シリーズなどからの流用も目立ち(チラっと本人も映ってたような)、特に中盤に出てくる試合前の宴のシーンは大半が過去作からの流用だ。
流石、ロジャー・コーマン印だけのことはある。
お姫様がかなりの美女だし、仲間になる女戦士もイイ女。
更にその他大勢キャラも奇麗どころが揃っていて、女優の質はかなり高い。
おまけに皆さん脱ぎっぷりも良い。
またマッチョな主人公も、冒頭で助けた女といきなり寝たかと思うと女戦士とも関係を持ち、そして最後にはお姫様もモノにしてハッピーエンド。
羨ましいというか見境ないというか、そのうちコイツの女癖のせいでまた王国が滅ぶんじゃなかろうか、という気がしないでもない。
三種の神器は大して役に立たず、大ボスもコケ脅かしに終わってしまったし、怪しそうな奴はやっぱり裏切り者だし、となかなかわかりやすい作品。
決しておススメはしないが、好きな人は好きだろう。
ちなみにB級(Z級?)映画のクセして吹替キャストがやたらと豪華。
楠大典に大塚芳忠、中尾隆聖、魏涼子、それに本田貴子、深見梨加、チョー、千田光男、更に松本大、兒玉彩伽、大原さやか、中村大樹、高瀬右光、土田大…って、下手するとアチラの出演俳優より金かかってたりして――?