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『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』

イオンプロ製作の<ジェームズ・ボンド>シリーズ18作目で、5代目ピアース・ブロスナンとしては2作目。
個人的にはブロスナン=ボンド期のベスト作品だ。

そしてブロスナンとしてもこの頃が一番好きかな。
前作『ゴールデンアイ』ではかなり線が細い印象を受けたが、本作では堂々たる主演俳優の顔に。
手探り状態だった前作とは違い、自信と貫禄がついてきたということなのだろう。
身のこなしもスマートで、アクション俳優としても説得力あり。

『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』_e0033570_20241038.jpgこのブロスナン=ボンドとパートナーを組むのが、中国のエージェント、ウェイ・リン役のミシェル・ヨーだけれど、彼女もこの頃は綺麗というか可愛らしい。
中盤まであまり出番がないのが残念だけど、出て来てからは彼女の独壇場。
ボンドと対等というよりボンドより強く見えるくらい。
彼女メインのスピンオフ企画が噂されたのも頷けるところで、実現したら面白かったのに。

もっとも実際に作られたとしたら、ジャッキー・チェンと共演した『ポリス・ストーリー3』の後の『プロジェクトS』みたいな感じになったかな。
あの作品も一応は『ポリス・ストーリー』シリーズのスピンオフってことになってるようだし。

で、前半のボンドガールを務めたのはテリー・ハッチャー
彼女はボンドの元カノで今はヴィランの奥さんという複雑な役どころ。
シチュエーションも昼メロっぽいけど、実際のキャラクターも二人の間で揺れ動く妖艶な人妻というアダルティなものでなかなか良い。

ところが私生活では結婚と離婚を繰り返し、撮影中は妊娠中だったにも関わらずブロスナンに付きまとい、閉口させたという。
確かに当時のブロスナンは奥さんと死別した後で独身だったとはいえ、ハッチャーは既婚者。
あの肉食ぶりは地だったのか?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/5666161/


by odin2099 | 2021-05-12 20:26 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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