「劇場版昭和仮面ライダーまつり」
2021年 05月 14日
『仮面ライダーBLACK/鬼ヶ島へ急行せよ』、『仮面ライダーBLACK/恐怖!悪魔峠の怪人館』、そして3D映画『仮面ライダー世界に駆ける』の3本。
これで昭和期仮面ライダーの劇場版は完全制覇!
……の、はず。

『RX』は<東映まんがまつり>用の映画は作られなかったけど、代わりにイベント用の3D映画が作られた。
戦隊やメタルヒーローの映画は作られたり作られなかったりだから、この『BLACK』シリーズ、かなり優遇された作品だったってことになる。
まあそれに『仮面ライダー』だから別格だったということもあるかも。
でも『BLACK』は好きだったけど、番組延長で『RX』になって作品のテイストが変わったのはちょっとショックではあった。
バラエティに富んだ『RX』を評価する声も多いけれど、『BLACK』のハード路線が好きだったからそのまま行って欲しかったし、それに『RX』は『宇宙刑事』以来の<メタルヒーロー>物のフォーマットをなぞり過ぎていて、これは『仮面ライダー』じゃないよなあ、という違和感が先に立っちゃった。
それに終盤の、正しく取ってつけた10人ライダーの登場。
変身後しか登場せず、全員声優の声で喋る10人ライダーの偽者臭いこと。
また10人揃ってもRX一人に戦力的に劣るレジェンドライダーの不甲斐なさはガッカリを通り越して怒りを覚えるくらい。
出すなら出すで、もっとレジェンドたちに敬意を払い、見せ場を用意すべきだろうに。
ということで先ごろ発表された『仮面ライダーBLACK SUN』。
あの『BLACK』をどのようにリメイクするかは興味津々。
期待半分不安半分というより不安の方が大きいけど、ひょっとすると『RX』での不満点を払拭してくれるかもなあと淡い期待も抱きながら、今後の進展を見守りたい。