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『タイタニック2012』(2010)

「金ロー」での放送をきっかけに『タイタニック』が話題になってるので、久々に鑑賞。
これ、どうせジェームズ・キャメロンのエセ恋愛映画だろ?
期待するのはオールスター・キャストのパニック映画としてだ。
…と思ってたら大真面目なラブストーリーになってたので驚いた記憶がある。

さて、3時間は長いけどのんびり見るか。

…あれ? なんか勇ましい音楽で始まったぞ。

おや? なんか傷心の女性と、美女を侍らしたニヤけた兄ちゃんが出てきたぞ。

タイトルは――”TITANIC II”?!
しまった~!間違えたー(棒)

『タイタニック2012』(2010)_e0033570_08310990.jpegタイタニック号沈没から丁度100年後の西暦2012年4月14日、何を記念したんだかわからないけれどもタイタニック2号が出港。
オリジナルの轍は踏まんと創意工夫はされてるらしいけど、突貫工事で仕上げたので満足なテスト運用もしてないというあたり嫌な予感しかない。
折しもグリーンランドで氷河の崩落が続き、タイタニック2号の行く手には氷山、そして津波が押し寄せる!

劇中でも「歴史は繰り返すだな」なんて辛辣な台詞が出てくるが、この2号は再三の警告を無視して事故に遭遇するのではなく、危険を回避しようと無理した挙句にエンジントラブルが発生。
立ち往生した挙句に氷山が衝突して船体が傾き、オリジナルの欠点を反省してどっちゃり搭載していたはずの救命艇の半分が使えなくなっちゃうというオマヌケな事態に。
しかもそこへ津波が押し寄せ、救命艇の方がかえって危険に晒されてしまう。

主人公はタイタニック2号に乗り込んだ女性看護師で、船のオーナーが元カレ。
そしてヒロインのお父さんが沿岸警備隊のお偉いさんで、あと出番が多いのはヒロインの同僚看護師と、氷河の崩落を警告した科学者だか研究者だかの女性とシンプル。

ヒロインと元カレはお互いに未練があって恋の炎が再燃するかと思いきや、一見チャラ男風ながら漢気を見せて彼女を守って死んでいくし、ヒロインの同僚女性も大怪我を負いやっとの思いで脱出に成功したと安心したのも束の間、ドアに挟まれて事切れるというむごい有様。

そういや最後にヒロインはお父さんに助けられるのだが、それ以外の乗客がどうなったのか一切触れられてないな。
津波の危険性を何度も繰り返して訴えてたことから察すると、全滅かそれに近い状態だったのかも。

監督・脚本はシェーン・ヴァン・ダイク、出演はシェーン・ヴァン・ダイク、マリー・ウェストブルック、ブルース・デイヴィソン、ブルック・バーンズ。
『タイタニック』というより『ポセイドン・アドベンチャー』の系譜だけれど、サスペンス描写はまずまずだし、アサイラムにしては上出来の部類だ。

それにしても『タイタニック2』とはよく考えたタイトルである。
見る方は『タイタニック』のパート2? 『タイタニック』の続編か?と思うだろうが(思わないだろうが)、仮に文句をつけられても、『タイタニック2』は船の名前であって続編でもなんでもありません、と抗弁出来るもんな。


by odin2099 | 2021-05-16 08:37 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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