『眼下の敵』(1957)
2021年 05月 17日

第二次大戦中のアメリカの駆逐艦とドイツのUボートとの一騎打ちを描いた、これは傑作。以上「しねま宝島」からの転載だが、我ながら簡潔にして明瞭な文章だ。
両艦長の虚虚実実の駆け引きを、正攻法でスポーツのように描写。
だらけた部分もなく、見終わって爽やかな興奮が味わえる。
不満といえば、アメリカ側がより善人っぽく描かれている点か。
ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス主演、ディック・パウエル製作・監督。
片やUボートの艦長も歴戦の勇者で、部下たちは彼に心酔しきっていいるという一種のカリスマ。
で、ありながらもヒトラーには反感を抱いているという意外な一面も(ヒトラーに心酔している部下に、飽きれている描写もある)。