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『新説の日本史』 河内春人/亀田俊和/矢部健太郎/高尾善希/町田明広/舟橋正真

「気鋭の歴史学者が日本史の謎を解き明かす!」と帯にはあります。
「古代」「中世」「戦国」「江戸」「幕末」「近現代」の6章に分類されていて、取り上げられている内容はというと――

『新説の日本史』 河内春人/亀田俊和/矢部健太郎/高尾善希/町田明広/舟橋正真_e0033570_22315211.jpg「倭の五王は五世紀の『天皇』に特定できない」「『薬子の変』は『平城上皇の変』だった」
「『国風文化』は存在したのか」
「承久の乱の目的は鎌倉幕府の打倒だったのか」
「観応の擾乱の主要因は足利直冬の処遇問題だった」
「応仁の乱の主な原因は将軍の後継者争いではなかった」
「戦国大名は『上洛』を目指してはいなかった」
「豊臣秀吉は甥の秀次に切腹を命じていなかった」
「関ケ原合戦は豊臣政権の内紛だった」
「『御江戸』と『大江戸』は別物だった!?」
「江戸時代の『士農工商』は身分ではない」
「薩長同盟は軍事同盟ではなかった!?」
「日米修好通商条約は不平等ではなかった!?」
「日露戦争で日本は情報戦に勝利した」
「日米開戦の原因は組織の論理と責任のたらい回しだった」
「昭和天皇は戦後も政治・外交に影響力を持っていた」

――以上、16項目。

平易に書かれているものが多いので、構えずに読むことが出来る。
ただ”新説”ではあっても”奇説”ではないのでセンセーショナルな内容ではなく、素人からすると重要度がややわかりにくいか。

それと紙面の都合や本書の性格の問題もあるのだろうが、個々の項目が紹介しているだけ、なぞっているだけで深入りを避けているようにも感じられるので、読後感としてはやや食い足りない。


by odin2099 | 2021-05-26 22:32 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
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