『マリブ・エクスプレス』(1984)
2021年 05月 28日
一家の大黒柱は夫人で、彼女は既婚と未婚、二人の姪を引き取り、使用人らに囲まれて暮らしている。
姪の一人は旦那に隠れて使用人と浮気してるし、旦那は旦那で怪しげな女装クラブに入り浸り。
この使用人はもう一人の姪とも関係を持ち、金銭を強請ってるという悪党だ。
この使用人と裏で繋がりがあるのが姪の恋人でもある実業家で、コイツも当然裏の顔を持つ、とキャラクターを整理してるだけで頭がこんがらがる。
そうこうしているうちに殺人事件が巻き起こり、手掛かりを握った探偵は命を狙われる、という具合。

2作目の「グラマー・エンジェル危機一発」も3作目の「ピカソ・トリガー/殺しのコード・ネーム」も主役の男は銃が下手という設定だったが、これってシリーズのお約束なのか?
ややこしいながらも謎解きの興味などで何とか最後まで見られるものにはなっているが、再三出て来て主人公に絡むコメディリリーフの一家、ちっとも笑えないし作品のテンポを悪くするだけだから、いない方が良かったんじゃないかな。
「ダーティ・ハリー」関連のギャグもサッパリだったし。