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『ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝』(1985)

アフリカで消息を絶った考古学者の父を探すため、娘のジェシーは冒険家アラン・クオーターメインをガイドに雇う。
だが彼らの前にはソロモン王の秘宝を狙うドイツ軍と悪徳商人、更には原住民の食人族や猛獣が待ち構えていた、というヘンリー・ライダー・ハガードの冒険小説を映画化したもの。

つい先日も別ヴァージョンの映画を見たが、こちらは時期的に『レイダース/失われた≪聖櫃≫』というよりは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』に便乗したもので、製作はメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバスの従兄弟コンビ。

『ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝』(1985)_e0033570_21100793.jpgクォーターメインに扮するのはリチャード・チェンバレン、ヒロインのジェシーはまだブレイクする前のシャロン・ストーン。
他にハーバート・ロムやケン・ガンプ、本家<インディ・ジョーンズ>シリーズからはジョン・リス=デイヴィスが参加している。
監督はJ・リー・トンプソンで音楽はジェリー・ゴールドスミスと一流どころを揃えている。

トータル・リコール』の5年前、『氷の微笑』の7年前とあってシャロン・ストーンが可愛らしい。
ちょっとオツムが弱い、キャーキャーワーワー騒ぐだけのじゃじゃ馬キャラで、後のクールな強い女のイメージの片鱗も見られないし、本家のカレン・アレンやケイト・キャプショーより美人度は上。
ただこれといった特徴もないので、このままだったら凡百の美人女優の一人で終わっていただろう。

そして以前にも書いたと思うが、この頃のゴールドスミスは『スター・ウォーズ』の後の『スター・トレック』、『スーパーマン』後の『スーパーガール』、『インディ・ジョーンズ』の後のコレ、とジョン・ウィリアムズの後追い企画を沢山手掛けてる印象が強い。

また監督作の殆どをウィリアムズに任せているスピルバーグは、自身が監督していない『ポルターガイスト』や『トワイライトゾーン/超次元の体験(一部のみ監督)』、『グレムリン』などではゴールドスミスを起用しているので、何か”二番手”のイメージもついてしまったようにも思える。

本家<インディ>に比べるとバカ度は高いし、原住民に捕まる、逃げ出すを繰り返すので飽きてくるし、肝心の”秘宝”とやらもダイヤなので、あんまりソロモン王には関係ない気もするし、そもそもスケールの大きさが違い過ぎるのだけれども、<インディ>そのものじゃなく<インディ>っぽいモノを求める層には受けたようで続編も作られた。
キャノン・フィルムの作品だと思えば腹も立たない。


by odin2099 | 2021-05-30 21:16 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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