『ポリス×戦士ラブパトリーナ！／怪盗からの挑戦！ラブでパパッとタイホせよ！』（2021）

「ラブダイヤモンド」が怪盗に狙われている！

インターポールのシンゴ署長と愛川警部からの依頼を受けて、ラブパトリーナの４人は宝石の護衛につくことに。

しかし愛川警部がワルピョコ団に襲われラブゼーロにされてしまう。
お宝を狙っていた怪盗とは、実はワルピョコ団だったのだ。
そんなピンチのラブパトリーナの前に現れたのは、なんとファントミラージュ！

＜ガールズ×戦士シリーズ＞の第４弾『ポリス×戦士ラブパトリーナ！』の劇場版で、映画としては『ひみつ×戦士ファントミラージュ！／映画になってちょーだいします』に続く２作目。

メガホンを取るのはシリーズ総監督の三池崇史で、テレビ版同様に渡辺未優、山口莉愛、山下結衣、杉浦優來の４人がラブパトリーナを演じ、ゲストとして加藤清史郎と柳沢慎吾が参加。
加藤清史郎も「結婚を控えた若手警察官」なんていう役を演るようになったのか。

今回も予備知識全くなし。
これも一種の「戦隊モノ」だよね、と軽い気持ちで鑑賞。
ヒーロー物というより、歌って踊るミュージカル風のアイドル映画なのには変わりなし。

主人公たちは今回も中学生という設定らしいが（実際の彼女たちも中学生だが）、その言動やファッションは小学生に見えてしまうし、変身後のメイクは逆に濃いめなので背伸びしてるみたいに感じるし、で落ち着かないやら、気恥ずかしいやら。

それにお話は少々クドいかなと思わないでもないけれど、劇場の女の子たちは一様に楽しんでいたようなので、これでいいのだ。

前番組『ひみつ×戦士ファントミラージュ！』からは４人全員がゲスト出演。
ただの顔見世ではなく、クライマックスバトルではそれなりの存在感を発揮しているので、前作よりもヒーロー共闘の醍醐味が味わえ、シリーズを追いかけてきたファンには嬉しいサービスだろう。
当然のことながら一年も経つとみんな成長してしまい、コスプレ感が強くなってしまうのは痛し痒しだが。

また他にも先輩の客演があるのだが、『アイドル×戦士ミラクルちゅーんず！』からは５人中１人、『魔法×戦士マジョマジョピュアーズ！』は５人中４人、と僅か数年のシリーズなのに全員は揃わず。

スケジュールの都合というより事実上引退しちゃってるメンバーがいるようなのは、シリーズファンならずとも寂しい限りだ。

更に劇中には「謎の少女」とクレジットされている女の子が２人出てくるけれど、彼女たちが新番組『ビッ友×戦士キラメキパワーズ！』の主役ということらしい。
思いの外、長寿シリーズになったもんだなあ。