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『レジェンド・オブ・パイレーツ』(2005)

新婚のマヌエルとイザベラ夫婦を乗せた船が、悪名高きスタグナティの海賊船に襲われた。
スタグナティは船を沈めるとマヌエルを連れ去る。
実は彼は、海賊が狙うインカ帝国の財宝を手に入れるカギだったのだ。
一方のイザベラは海賊ハンターであるレイノルド船長に救出され、共に海賊船を追うことになる。

『レジェンド・オブ・パイレーツ』(2005)_e0033570_09065080.jpg「レジェンド・オブ・パイレーツ」という邦題の映画は幾つかあるが、この作品の原題は”PIRATES”で、脚本・監督はジョーン。
出演はジェシー・ジェーン、カルメン・ルバーナ、ジャニーン・リンドマルダー、デヴォン、ティーガン・プレスリー、エヴァン・ストーン、トミー・ガン、クリス・スレイターら。
時期的には「パイレーツ・オブ・カリビアン」に肖った一本だ。

主人公はマニエルかな、レイノルドかな、それとも悪役とはいえスタグナディかな、と思っていると、実は物語を引っ張っていくのは女性陣だというのが面白い。

レイノルド船長は見掛け倒しで、事実上の指揮官は航海士のジュールズ。
また海賊船を仕切っているのも、船長の片腕の女海賊セレナ。
そしてイザベラは海賊に捕まったり逃げ出したりと大忙しだ。

途中で立ち寄った海賊島には娼館があり、そこにも男に媚びを売りながらも強かな女性が何人もいるなど、カワイイ系からセクシー系まで様々なタイプの美女が出てくるのが嬉しい。
しかも清楚で清純な女性は一人もおらず見かけ通りのビッチで、おまけに両刀使いだったりでサービスシーンも豊富。

財宝は結局どうなったのかわからないし、スタグナティはあっさり殺られるし、マヌエルとイザベラはめでたく再会するし(その間に”貞淑な新妻”のイザベラは、女性に目覚めて浮気しちゃう)、セレナはスタグナティに捨てられたこともあってあっさりとレイノルド船長に与するし、というハッピーエンド。

クライマックスではガイコツ剣士が出てきたりとなかなか飽きさせず、B級?C級?いやZ級かもしれないけれど、結構愉しめちゃったんである。
これ、続編あるんだよなあ。


by odin2099 | 2021-06-19 09:09 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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