『エッチの国のアリス』(1976)
2021年 06月 19日
名作モノの「パロディ・ポルノ・ミュージカル」って他にもあるのかなあ。
出演者はポルノ映画界の人たちだろうけど、皆ちゃんと歌って踊ってるから大したもの。
しかも音楽も悪くない。
主演は「プレイボーイ」誌のカバーガールを務めたクリスティーヌ・デ・ベルで、この後でロバート・ゼメキス監督の『抱きしめたい』や、ジャッキー・チェン主演の『バトルクリーク・ブロー』なんかに出てるそうな。
初心でドン臭いけれど、なかなか可愛らしいアリスを好演。
正直言うと他の女優さんがあんまり美人じゃないので、余計彼女の可愛らしさが引き立っている。
小さくなる薬を飲んだアリスの身体が縮むけれど、着ていた服はそのまま。
当然アリスは全裸になるわけだけど、これは正しい解釈。
服着たまんま小さくなる方が不自然だけど、まあ流石にディズニーアニメなんかでそんな描写はいれられない。
とすると、ある意味で原作を忠実に再現した作品、ってことになる…ワケないか。
30年くらい前に一度見ている映画で、その時は「なんだかんだで愉しんだ」とメモに残しているんだけど、今回もバカバカしいなと思いつつも結局最後まで見てしまった。
このヴァージョンはソフトコア版で、どうやら本番シーンが幾つか削除されてるっぽいのだけれど、いつか全長版(ハードコア版)が見てみたいな。
以前見たモザイクだらけで何が何やらだったビデオ版と違い、DVD版はもう少し画面がスッキリしてはいるものの、修正の基準がよくわからない。
ヘアがバッチリ映ってるのにそのまんまなショットがあれば、後ろ姿でお尻しか見えないのにモザイクが掛かっていたり、その差はなんなんだろう?