『KAMEN RAIDER ARCHIVE Vol.1』
2021年 07月 12日
「マジンガー」もそうだが、こういう企画はもっとジャンジャンやって欲しい。
なので当初は全作見るぞ!と意気込んでいて、時間の関係でそれが無理ならせめて「昭和ライダー」だけでも、と思っていたのだけれども、どちらも断念せざるを得なかった。
それが残念。
今回は「Vol.1」と銘打っているので「Vol.2」があることを期待していいんだろうが、その際には改善を強く望みたい。
尤もどうしてもまたもう一度劇場で見たい!と思わせる作品は、残った中にはないのだが。
てなワケで今回見てきたのは3本。
まずは「仮面ライダースーパー1」。
拳法主体のライダーアクションで、主役をはじめメインキャストが吹替を多用してない(あるいはわかりづらい)のが好印象。
特に玄海老師が素手で怪人を倒してしまう辺りは、意外性もあって大いに盛り上がる。
今となっては8人ライダーのゲスト以上に興奮するかも。
二本目は「仮面ライダー対じごく大使」、これ、映画館で見るの初めて。
前作がダブルライダーの共演編なので、それに比べて地味な印象の残る作品なんだけど、劇場のワイドスクリーンで見るとヤバいわ。
雄大な富士をバックに奮闘する本郷と滝、かっけー!
この良さはテレビサイズじゃ伝わらない。
最後は「仮面ライダーV3対デストロン怪人」で、これも劇場初鑑賞。
これまたワイドスクリーンで、爆発!爆発!大爆発! これは刺さるわ~。
宮内洋の外連味たっぷりの殺陣も光るし、露骨なタイアップ続きの観光名所巡りもご愛敬。
やっぱ「テレビじゃ見られない」「”まんが”の”まつり”」はこうじゃないとね。
昨今の「ライダー」映画の方が技術的には凄いし(この頃は”特撮映画”と呼ぶのさえ憚られるレベルだし)、アクションにしたってかなりの動きを見せてくれるけど、それらはあくまでスタント的な動き。
時代劇にも通ずる”殺陣”とは別物なんだよなあ。
藤岡弘や宮内洋より今の若手の方が華麗なアクションを見せてくれるだろうけど、唯一無二のヒーローのアクションというのはそれとはまた別のもんなんだよね。
今後他の作品を見に行く機会はあるかな。
いっそ「マジンガー」と一緒に4~5本立てくらいにしてくれても喜んで見に行くんだが。
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しかし、それにしても宣伝があまり行き渡ってないからか、お客の数が本当にポツポツみたいな感じがショックだった。
渋谷toeiの「とーあに!これくしょん」もそうなんですが、土日でもガラガラなので平日は言わずもがななんでしょう。
落ち着いて見られることは歓迎したいんですが
(それでも先日は、頭をやたら動かす座高の高い奴とか、上映中にスマホを弄ってる奴とかいましたが)
あまり客が入らないと「次」がなくなりそうなので、それは困りますねえ。