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『ピカソ・トリガー2/サベージ・ビーチ』(1989)

グラマー・エンジェル危機一発』、『ピカソ・トリガー/殺しのコード・ネーム』に続くシリーズ3作目。
同工異曲の『マリブ・エクスプレス』から数えれば4本目となるアンディ・シダリス監督作品で、出演はドナ・スピア、ホープ・マリー・カールトン、テリー・ウィーケル、パティ・デュフェック、ブルース・ペンホール、ロドリゴ・オブレゴン、アル・レオン、エリック・チェン、マイケル・ミカサ、マイケル・シェーン、ダン・セキ、ジョン・アプリアら。

『ピカソ・トリガー2/サベージ・ビーチ』(1989)_e0033570_22401191.jpg血清が足りないとの要請でドナとターリンが空輸。
その帰途嵐に遭遇し不時着した島には、第二次大戦中に日本の山下将軍が財宝を隠してた、ってことで米軍やフィリピンのテログループが暗躍し、彼女たちはその騒動に巻き込まれてしまう、というお話にもう付いていけない。
彼女たちは麻薬捜査官だけど、麻薬全然絡まないじゃん。
この映画も以前見てるはずなんだけど、やっぱり全然覚えてなかった。

そういや今回、ドナ・スピアホープ・マリー・カールトンのコンビ以外は始めとおしまいに申し訳程度に出てくるだけで、この二人のヌードが拝めるのも序盤から中盤に集中している。
銃撃戦や爆破シーンも控えめでアクションシーンはマーシャルアーツが主体だし、これに旧日本兵の生き残りが絡んできて鉈やら日本刀を振り回したりというのが新機軸。
ただシダリス監督の作品から派手なドンパチとおっぱいを取ったら何が残るというのだ?

戦時中の回想シーンなのに日本語を喋らない山下将軍とか、日本人同士(だよね?)なのに日本語が一切出てこない会話シーンとか、逆にアメリカ人を前にたどたどしい日本語で複雑な心情を吐露する日本兵の生き残りとか、珍妙な日本描写が好きな人には愉しめるんじゃないかな。

ところで現行のDVDだとタイトルから「2」が落ちてるんだけど、なんで?


by odin2099 | 2021-07-17 22:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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