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『バトル・オブ・マジック/マーリンと魔法の神々』(2009)

『バトル・オブ・マジック/マーリンと魔法の神々』(2009)_e0033570_20364072.jpgアーサー王の死後、キャメロットは”暗黒の魔術師”アルカディアンの支配下に置かれた。
アーサーとグィネヴィアの娘エブリンは”最後の円卓の騎士”ガラハッドらと共に、俗世間から離れ森で隠遁生活を送る魔法使いマーリンを訪ねて助力を乞う。
素気無く追い返そうとしたマーリンだったが、エブリンの出自を知り、またアルカディアンが”獣の書”と呼ばれる本を用いて魔術を駆使していることを聞き、再び王国復興のために立ち上がる。

原題は”MERLIN AND THE BOOK OF BEASTS”で、これもアーサー王と円卓の騎士物語に材を取ったファンタジー・アドベンチャー。
中世の昏い森の雰囲気などは悪くないが、敵も味方も少数だし、捕まったり死んだり生き返ったりと忙しない。

アルカディアンの正体は、アーサーとモーガン・ルフェイの間に生まれた不義の子モードレッド。
エブリンの異母兄にあたるのだが、エブリンの存在を知ったモードレッドは妹であるエブリンを王妃とし、ペンドラゴン家の血筋を残すため自分の子を産ませようと画策する。

”獣の書”には恐るべき力が秘められているらしいのだが、マーリンにはどうやら使いこなせないようだし、モードレッドもドラゴン戦士や、メデューサ、ミネルヴァ、モイラを呼び出すくらいしか使ってない。
アーサー王伝説は北欧神話の流れを汲んでる筈だが、ゴルゴンの三姉妹ってギリシャ神話だよな。

対する円卓の騎士側はガラハッドの他に、ガラハッドの息子ライサノールとトリスタンのみ。
あれ?ガラハッドが最後の円卓の騎士じゃなかったの?と思っていたら、トリスタンは何とトリスタンとイゾルデの息子なんだと。
トリスタン二世ってことになるんだろうが、この二人、結ばれて子供までなしたのか。
まあそういう伝承もあるにはあるのだが。

マーリンは魔術の力を失いガラハッドも犠牲となるが、エブリンは無事にエクスカリバーを手に入れ(役には立ってないけど)モードレッドを打ち破ってメデタシメデタシ。
彼女は恋仲のライサノールと結ばれ、キャメロットの女王として君臨する。

エブリンはちっとも美人じゃないし、マーリンは頑固で偏屈な爺さんだし、ライサノールもトリスタンもお世辞にもイケメンとは言えないが、まあこんなもんだろう。
これでお話が面白ければ、もう少し見られる作品になっていたんだが。
by odin2099 | 2021-08-09 20:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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