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「とーあに!これくしょん」劇場版マジンガーシリーズ大特集、再開!パート3

「とーあに!これくしょん」劇場版マジンガーシリーズ大特集、再開!パート3_e0033570_21545546.jpg今度は『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』と『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣』を鑑賞。
これにて今回のミッションはコンプリート。
どちらも当時劇場で見ているし、特に『決戦!大海獣』は生まれて初めて映画館に二度見に行った作品でもあるんだけど、やっぱりおっきなスクリーンで見るマジンガーは良いわ。

最初は『ダイザー対グレート』から。
グレートを足手まとい扱いするデューク、でも実際に敵をやっつけて、しかもピンチのダイザーを助けたのはグレート。
っつーかグレートいなかったらダイザー負けてたかもしれないし、グレートだけでも勝てたんじゃね?というくらい強い。

そして初めて乗ったであろうグレートをここまで使いこなすとは、さすが兜甲児!
(そういやバレンドス親衛隊長もグレートを使いこなしていたが、操縦しやすい設計なのかしらん?)
しかしこれなら今後TFOじゃなく(まあ壊されちゃったけど)、グレートに乗った方がベガ星連合軍相手には有利だよな。

その一方で、甲児にはやっぱりマジンガーZに乗って欲しかったとも思う。
甲児に弱点を聞いたデュークがグレートを行動不能にし、その結果バレンドスはグレートを放棄、入れ替わりに甲児がグレートを操縦することになるのだが、例えばバレンドスに奪われたグレートを止めるため甲児がZに乗るんだったらもっと熱い展開になっていたかな。

ただ同時期に放送していた『ウルトラマンレオ』ではモロボシ・ダンはセブンに変身出来ないって設定だったし、『キカイダー01』のキカイダーも前半のみのレギュラー。
『仮面ライダー』でも1号2号はどちらかが主役で、もう一方は客演に留まってるから、Wヒーローを立ててお話を作るのは難しいのだろう。
思い入れは先代の方が強いから出番が多ければ本来の主役を食っちゃうし、かといって出番を減らせば以前からのファンは納得しないだろうし…。

「とーあに!これくしょん」劇場版マジンガーシリーズ大特集、再開!パート3_e0033570_08522786.jpg二本目は『決戦!大海獣』。
前作が『グレンダイザー対鋼鉄ジーグ』だろうと思っていたら当てが外れ、今度こそと思ったら、まさかまさかのロボット軍団編成。

ジーグの共演企画はあったもののサイズの関係で遠慮してもらった、と豪ちゃんが以前コメントしてたが、それ言うならグレートとゲッターGの身長差も凄いんですけど。
グレート25メートルに対してゲッターGは50メートルあるんですが。
まあジーグは10メートルだからバランスが悪いってのもわかるけど、マジンガーZも18メートルだしなあ。

そうそう、ジーグがダメならせめて甲児にはダブルスペイザーじゃなくZを操縦させて、ついでにデビルマンも登場させて、と当時から妄想してたっけ。
ダイアナンAにビューナスA、ボスボロットも登場させてのロボット軍団だけど、ロボット・ジュニアは出せなかったかあ。

前作ではロボット博物館に展示していたものの、あっけなくベガ星連合軍に奪われちゃったグレート。
その反省からか、今度はきっちり整備して新科学要塞研究所から出撃。
どうやら弓教授が所長を兼任してる(のか、光子力研究所は後任に引き継いだのか)らしいけど何を研究してるのやら。

そのロボット軍団と対峙するのは太古の生物の生き残り、ドラゴノザウルス。
劇場版マジンガーシリーズで、侵略者もしくはその尖兵以外と戦うのは実は今回が初めて。
これまでの相手はレギュラー悪か、さもなければ映画限定の悪役、しかも明確に侵略目的だ。
自然発生的に現れ大暴れするモンスターが相手というあたりに、スタッフの苦労が伺える。

再生能力を持っていたり空を飛んだりするものの、実はドラゴノザウルスにはそれほどの強敵感がない。
それは未知の存在ではなく地球産の、しかも古代生物の生き残りの突然変異という、いわばありふれた怪獣という出自にあるのかもしれない。
ロボット軍団にしたって作戦なしの力押し、驕り高ぶり故の苦戦ではなかったか。

結果的にボスボロットの犠牲(死んでないけど)から弱点発見に至り、後は結局のところ物量作戦。
これでもか、とビーム兵器を撃ちまくり、そして木っ端微塵へ。
豪華で派手だけど、何かしんみりさせるラストシーンだった。

さて、今後の「とーあに!」ではどんな作品を見せてくれるのかな。
それよりももう少し映画館にお客さん入って欲しい。
混雑するのは嫌だけど、200席弱の劇場(今は半数しかチケット売ってないけど)で、土日でも10~20人前後しかいないのはあまりに寂しい。

Tracked from ふじき78の死屍累々映画.. at 2021-08-16 23:49
タイトル : 『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』『グレ..
特集「劇場版マジンガーシリーズ大特集」の3プログラム。 ◆『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』渋谷TOEI② 五つ星評価で【★★★なんつか単純明快で好き】 1976年、カラー、27分、初見、葛西治監督作品。 ベガさん直属の上司が現場何やっとんねんプレッシャーを掛けに来て、兜甲児を監禁拉致して、グレート・マジンガーの情報を盗んでグレンダイザーと対決させる話。凄く当たり前に正義側...... more
Commented by ふじき78 at 2021-08-16 23:56 x
> そして初めて乗ったであろうグレートをここまで使いこなすとは、さすが兜甲児!(そういやバレンドス親衛隊長もグレートを使いこなしていたが、操縦しやすい設計なのかしらん?)

兜甲児、今回、敵のUFOもちょっとだけ操縦してませんでした? ライダーハニーみたいにエンジンのある物は全て操縦できるのでは?

ゲッターはゴムみたいなロボだから、半分くらいになっても誰も気づかん。ジーグは頭が人間の大きさだから、あまりでかくしちゃうと5メートルくらいある人間になっちゃうって馬場だ。馬場を使えば解決じゃん。
Commented by odin2099 at 2021-08-17 22:08
> ふじき78さん

甲児くん、敵の円盤を操縦はしてないで、通信装置をいじったり、動力源を破壊すべく小細工してました。
永井豪のコミックだとグレンダイザーを操縦したこともあったっけ。
もっともアニメ版だとデューク・フリード以外が近づこうとすると攻撃する、という設定があるから近づけないんだけどさ。

ゲッターロボを包んでる合成鋼Gは、ゲッター線を注入だか照射すると変形するらしいので、ゴムみたいに柔らかいわけじゃないみたい。
一種の形状記憶合金みたいなもんかも。
by odin2099 | 2021-08-11 19:39 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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