『宇宙戦争』(2005)
2005年 07月 04日

今年の『スター・ウォーズ/エピソード3』や去年の『スパイダーマン2』に比較しても見劣りし、『スパイダーマン2』の凡そ半分程度の成績だとか。全体的にアメリカの映画界は相当厳しいそうですが。
昨日私も映画見てきましたけど、内容もかなり厳しいものがありました。
感想はこちら(追記:下記に転載)。
それにしても長嶋さん、元気というより痛々しかったなぁ・・・。
× × × × × × × ×
「しねま宝島」より転載
「吹替版には、予告編同様に津嘉山正種のナレーション付き!タイトルクレジットも日本語だ!!」× × × ×
ブルーカラーの港湾労働者トム・クルーズ(声:森川智之)は、別れた奥さんミランダ・オットー(声:本田貴子)から、ティーン・エイジャーの息子ジャスティン・チャットウィン(声:野島健児)と、幼い娘ダコタ・ファニング(声:三村ゆうな)を週末に預かることになる。ところが奇妙な雷の後、地中から巨大な戦闘マシーンが出現、街は大パニックとなってしまう。父親に反抗的な息子と妙に達観した娘を連れ、ダメ親父の必死の逃避行が始まるのだが・・・?!
コミニュケーションもろくに取れない崩壊したトム・クルーズ一家は、侵略者そっちのけで自分の都合で怒鳴り散らすだけなので、それだけで見ていてイライラ。行き当たりばったりで逃げ惑うばかりで何もせず、ふと気がつくと助かっていました~というラストの唐突さ。で、このパニックを乗り越えて家族の絆が復活したかというと、それも怪しい。色々評判聞いていたけれど、これほどまでにつまらないとは思わなかった。
見所はダコタ・ファニングの鬼気迫る怪演のみ。主人公を科学者に変えてしまった前回の映画版に比べると、一般人視点の今回は原作には近いけれども、展開は原作よりも前回の映画版をなぞった感じ。流石に侵略者は火星人じゃないが、どこから来たどういう存在なのかは一切不明。そいつらが人類誕生以前から地球侵略を狙っていたというのも悠長すぎるし、準備万端整えていたなら、何故ずーっと待っていたのかという疑問符がつく。どうせ同じようなネタを扱うなら、映画的ハッタリをかまし映像的快感がタップリの『インデペンデンス・デイ』の方が遥かにマシだ。結局一番恐ろしいのは、侵略者ではなく人間の心だとでも言いたいんだろうか。吹替版の後は字幕版でもう一度と思っていたけど、止めようかな。
本来ならこの時期、スピルバーグは『インディ・ジョーンズ4』を撮り、トム・クルーズは『M:I-3』に出ているはずだったのが、どちらも延期になったのでこの作品が実現したわけだが、さてどっちが良かったんでしょうかね。
ちなみに原語版のナレーションはモーガン・フリーマンらしい。
× × ×
「『宇宙戦争』ふたたび」
どうしようかなーと悩みつつ、結局は字幕版を見に行った。
二度目だし、かなり時間をおいたので冷静に見られるかなと思ったのだけれども、やはり不満しかない。一見ハッピーエンド風でも、崩壊したトム・クルーズ一家には何の救いもないラストも後味悪し。
ちなみにこの時トム・クルーズを出迎える元妻の両親を演じているのは、旧作のヒーローとヒロインのカメオ出演。このあたりは粋な計らいと言えなくもないけれども、面影残っているわけじゃなし、もっと宣伝してくれないとわかりゃしない。
それにしてもで原語で聴くと、改めてダコア・ファニングの破壊力の凄まじさを実感。ハッキリ言って、この映画で一番怖いのはダコタの悲鳴だ。
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最後のご両親、そうだったのですね。すごいキャスティング、、、
この一家、いらなかった、、、SFオンリーでいって欲しかったです。
どうもです。
どうせなら、トム・クルーズとダコタ・ファニングの親娘が、徹底的にサバイバルするような内容にすれば良かったんじゃ?
と思いました。
お兄ちゃん、いらないし(爆)。
両親のことは、パンフにもチラっと書いてありますけれど、あちらではわかりませんが、少なくても国内じゃほとんど記事にもなりませんでしたね。
スピルバーグ&クルーズのスター映画という扱いだけ。
もっと古典も評価して欲しかったです。

最初にトライポッドが地中から出てくるところも良いですし、
船で逃げ出そうとするシークエンスも、幻想的と言っても良いような色彩の美しさが印象的でした。
それでも作品全体の出来に満足出来るかと言われれば、とてもとても・・・(苦笑)。
とっても原始的なトライポッドの造詣といい、出現シーンといい、小屋の中でのドキドキといい、あっけない終わり方といいSF部分をみればとってもいいのに、全体的には「?」な印象がぬぐえないのは、なぜなんでしょうね(^^;
舞台なんかで鍛えられた、地味だけど実力派、なんてタイプを起用してくれれば説得力もあっただろうし。
同時期に作られたC・トーマス・ハウエル主演の『宇宙戦争/ウォー・オブ・ザ・ワールド』は地味ですし、ある意味ではこちらの方が原作に近いんじゃないかな、という部分もありますので、機会がありましたら見比べてみるのも一興かと。
トライポッドの出現シーンで、『ヤマトよ永遠に』を思い出しちゃったのはナイショです。。。
面白かったと思いました(;・∀・)
当初噂されていたように、原作と同じ時代設定でやってくれたら良かったんですけど、現代が舞台だとなんかリアリティが感じられないんですよね(苦笑)。
何だかスピルバーグ&トム・クルーズだけで客が呼べるだろう、という安直な企画のような気がしますね。
あ、コンビの前作『マイノリティ・リポート』ってヒットしたんだっけ?
結局この時期には3本のリメイク企画の競作になったのですが、残る1作も入手したので今度観てみます。
どれが一番面白いのかなぁ?