『スペース・ジャム』(1996)
2021年 08月 26日

プロを夢見て練習に明け暮れる少年時代から始まり、NBAのトップスターになったものの突如バスケを引退し、今度はプロ野球選手へと転身を図るが鳴かず飛ばずで…というのは半自伝?
野球はダメでもバスケならば、というのはかなり自虐的なネタだ。
元々バスケには興味がなく、「マイケル・ジョーダン、誰それ?」とまでは言わないけど、まー名前くらいは知ってるなあという認知度だったし、おまけにルーニー・テューンズのキャラクターにも全く馴染みがなかったのでスルーしていた映画だけど、今度の新作が予告見る限り面白そうだったので、それじゃあ前作も見ておこうかと鑑賞。
他にもチャールズ・バークレー、パトリック・ユーイング、マグシー・ボーグス、ラリー・ジョンソン、ショーン・ブラッドリーが本人役で出演してるが、こちらも知ってると言えるかなあ程度。
あ、ラリー・バードもか。
流石にビル・マーレイはわかるけど、それよりも出演者で強烈な印象を残したのがウェイン・ナイト。
「ジュラシック・パーク」にも出てるけど(吹き替えてるのも同じ桜井敏治)、この人のウザい演技は天下一品だなあ。
アニメのキャラクターと実写の人物との融合も思っていたよりも自然で、違和感を感じるのは最初のうちだけ。
途中からはジョーダンがバックスたちと共演していても気にならなくなる。
試合は序盤から劣勢で進むが徐々に調子を上げ、行けると判断したところでアクシデント勃発。
でも最後の最後に奇跡が起こって逆転勝利という、スポーツ物の王道を行くお話なので見ていてストレスもたまらない。
ラストシーンは、ジョーダンがバスケに復帰した、ということでいいんだよね?
この映画が公開された頃、現実世界でもジョーダンはNBAのプレーヤーとして再びコートに立っていたはずだし。
上映時間は1時間半弱とコンパクト。
子供から大人まで楽しめる作品、なんだろうけど、バスケにもルーニー・テューンズにも興味がないとやっぱりイマイチ楽しめないなあ。
登場キャラクターの多さや、本人出演の凄さとか豪華さが全然伝わってこない。