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『スペース・ジャム』(1996)

『スペース・ジャム』(1996)_e0033570_21225453.jpg宇宙人の経営する遊園地は人気がガタ落ち。
テコ入れで彼らは地球の人気者、ルーニー・テューンズたちを奴隷として働かせようとする。
これに反発するバックス・バニーらはバスケットボールでの勝負を提案、宇宙人たちはNBAのスター選手たちの才能を盗み出し、それに対抗するべくバックスたちはマイケル・ジョーダンを助っ人に呼ぶ。

プロを夢見て練習に明け暮れる少年時代から始まり、NBAのトップスターになったものの突如バスケを引退し、今度はプロ野球選手へと転身を図るが鳴かず飛ばずで…というのは半自伝?
野球はダメでもバスケならば、というのはかなり自虐的なネタだ。

元々バスケには興味がなく、「マイケル・ジョーダン、誰それ?」とまでは言わないけど、まー名前くらいは知ってるなあという認知度だったし、おまけにルーニー・テューンズのキャラクターにも全く馴染みがなかったのでスルーしていた映画だけど、今度の新作が予告見る限り面白そうだったので、それじゃあ前作も見ておこうかと鑑賞。

他にもチャールズ・バークレー、パトリック・ユーイング、マグシー・ボーグス、ラリー・ジョンソン、ショーン・ブラッドリーが本人役で出演してるが、こちらも知ってると言えるかなあ程度。
あ、ラリー・バードもか。

流石にビル・マーレイはわかるけど、それよりも出演者で強烈な印象を残したのがウェイン・ナイト
「ジュラシック・パーク」にも出てるけど(吹き替えてるのも同じ桜井敏治)、この人のウザい演技は天下一品だなあ。

アニメのキャラクターと実写の人物との融合も思っていたよりも自然で、違和感を感じるのは最初のうちだけ。
途中からはジョーダンがバックスたちと共演していても気にならなくなる。

試合は序盤から劣勢で進むが徐々に調子を上げ、行けると判断したところでアクシデント勃発。
でも最後の最後に奇跡が起こって逆転勝利という、スポーツ物の王道を行くお話なので見ていてストレスもたまらない。
ラストシーンは、ジョーダンがバスケに復帰した、ということでいいんだよね?
この映画が公開された頃、現実世界でもジョーダンはNBAのプレーヤーとして再びコートに立っていたはずだし。

上映時間は1時間半弱とコンパクト。
子供から大人まで楽しめる作品、なんだろうけど、バスケにもルーニー・テューンズにも興味がないとやっぱりイマイチ楽しめないなあ。
登場キャラクターの多さや、本人出演の凄さとか豪華さが全然伝わってこない。


by odin2099 | 2021-08-26 21:24 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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