『大魔神怒る』(1966)
2021年 08月 27日
てなワケで”ホンモノ”の『大魔神』見ます。
今回は2作目。
更に、湖に浮かぶ神の島の武神像を破壊し、民の心の拠り所を奪い去った。
辛うじて生き延びた千草と名越の一党だったが、やがて御子柴の手に落ち処刑寸前。
だがその時、湖水を割って武神像が姿を現した。
1時間半弱の映画で、三分の二までは抑えに抑え、耐えに耐え、残り三分の一で魔神様の怒り爆発、というパターンは前作同様。
今回は序盤で石像の顔が赤くなり何事かを警告するという描写があることと、石像は前半で壊され湖に沈められてしまったので、その後の湖では怪異現象が起こり主人公側に助力する展開があるのが新機軸。
また一旦目覚めると善悪の区別がつかなくなる、『妖怪大戦争ガーディアンズ』の台詞にもあったが”諸刃の剣”なのが大魔神の特徴でもあるのだが、今回は比較的速やかにお心を鎮められるので周囲への被害は少ない。
30年ぶりかな、見るのは。
技術的にあーしたらこーしたらと思う部分がある一方で、このショットどうやって撮ったの?と思う部分も多々。
特撮映画というのは技術も勿論大切なのだが、それを活かすも殺すもセンスなんだな、と改めて気付かせられた。
監督は三隅研次、特撮監督は黒田義之。
出演者には本郷功次郎、藤村志保、丸井太郎、内田朝雄、北城寿太郎、藤山浩二、上野山功一、神田隆、橋本力、平泉征と特撮ファンには馴染みのある名前が並ぶ。
そして音楽は伊福部昭。
今回も”特撮映画”である前に、しっかりと”時代劇”として作られているからこその迫力だ。
五つ星評価で【★★★重厚かつガチガチすぎ】 特集上映「映画監督 三隈研次」の1プログラム。 大魔神、うん、怒ってた。怒ってた。 もうちょっとシリーズが続いたら、 『大魔神笑う』とか『大魔神泣く』とか出来たんだろうか? 何回か見てる筈だけど、真っ当に映画館で観たのは初めてかもしれない。 子供騙し感が絶無で、異常にちゃんと出来てる。 あまりにちゃんと出来てる為に、ちょっと重苦しささえ感じてし...... more
五つ星評価で【★★★変わらず重厚かつガチガチすぎ】 特集上映「映画監督 三隈研次」の1プログラム。 『大魔神の逆襲』と間違えて劇場の中に入り、 「あ、こないだ見たばっかの奴じゃん」と気が付いた。 まあ、いいか。 で、神田隆だねえ。 神田隆とは誰あろう。悪い殿様。 もう少しお年を召してから、 必殺シリーズでいぶし銀の悪役を頻発させていたが、 その頃の記憶では「むちゃ」っとした笑顔の印象はな...... more
「イット・フォローズ」はSEXで呪いが伝染するの。呪いを仕向けられたAさんがBさんとSEXしたらBさんが死ぬまで呪いが追っかけてきて、Bさんをとり殺したら、呪いがAさんに戻るみたいな構造。