『ゼロワンOthers 仮面ライダーバルカン＆バルキリー』（2021）

「ゼロワンOthers　仮面ライダー滅亡迅雷」の続編、いや「後編」。
そして「仮面ライダーゼロワン」のスピンオフにして、最終章！

――となると流石にハードルが高くて、見ていてお話が頭に入ってこない。

滅亡迅雷.netが何故人類に牙を剥けたのか、その謎にバルカンとバルキリー、二人の仮面ライダーが挑むというものだと思っていたのだけれども、どうやら仮面ライダー滅亡迅雷のターゲットはバルキリーことA.I.M.S.の隊長・刃唯阿のみ。

なので前半はひたすら彼女が痛めつけられる展開。

後半になるとバルカン＝不破諫が滅亡迅雷の真意に気付き、彼らの決意、想いに応えてやろうと単身立ちはだかるという流れになるので、タイトルには二人のライダーの名前が冠されているが、実は共闘するシーンはあまりない。

そしてファンにとっても意外と受け止められたような結末。
前作の時は上映終了後は様々な感想の声が聞こえてきたが、今回は何もなく、ひっそりと足早に立ち去る姿からは、皆一様に衝撃を受けているだろうことは伺える。
門外漢の自分にはその衝撃の度合いがわからない。

本来の主役である飛電或人は今回もリモート（？）出演。
はたして主役不在で物語を完結させてしまって良かったのだろうか。
それともまだまだ「ゼロワン」の物語は続く？

一応Vシネクストの次回作は「仮面ライダーセイバー」の続編だと発表されているのだが。

【ひとりごと】

前編でもキーパーソンの一人だったソルド20役の鳴海唯がちょいと気になる。

アクションも様になっていたし、これから来るか?!