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『銀河鉄道999/エターナル・ファンタジー』

『銀河鉄道999/エターナル・ファンタジー』_e0033570_21244581.jpg90年代の終わりから00年代の初めにかけて、突如巻き起こった松本零士ブームの、その中核を担う筈だった作品。
大々的に宣伝してた割に上映時間は1時間弱。
おまけに結果的にはリバイバルの「長靴をはいた猫」のオ・マ・ケ。
これには新旧のファンもガッカリだ。
せめてこれが往年の作品群のように2時間クラスの大作として作られていたら或いは…?

ただ色々と批判されているけれど、出来上がった作品は決して嫌いじゃない。
というか、ぶっちゃけかなり好き。
お話はプロローグに徹していて”次”を期待させるし、音楽は青木望と東海林修のいいとこ取り。
泣かせどころはあるし、ハーロックは格好良いし、ラストシーンの999号、アルカディア号、クリーン・エメラルダス号、そして宇宙戦艦ヤマトの揃い踏みにはワクワクさせられた。

それに今回見ていて思い出したんだけど、この時点では「冥王星の氷の下にメーテルの本当の身体が眠ってる」という設定はまだ生きてたんだな。
これ以降の作品(「メーテル・レジェンド」「宇宙交響詩メーテル」「コスモウォーリアー零」「ハーロック・サーガ」etc)だとメーテルは幼い頃からあの姿ってことになってるようで、まだ鉄郎のお母さんと出会ってないだろう?と言いたくなっちゃうんだが。

この作品がヒットしたら、満を持して2時間規模の大作として続編が作られる予定になっていて、この「エターナル・ファンタジー」のLDに特典映像として収録されてる松本センセのインタビューでも熱く意気込みを語っていましたっけ。
ヤマトがいよいよ波動砲を撃つとか何とか、ファンの期待を煽るだけ煽っておいて、もう…。

この続編がどの段階でポシャったのかはわからないけれど、少なくてもストーリーは固まっていたようだし、イメージボード的なものや設定画などにも着手していたのではなかろうか。
シナリオの発注とか絵コンテに着手していたりとか、何らかの資料は残されてるはず。
出来れば何かの機会に公開してくれないもんかねえ。

主題歌を歌っているのはTHE ALFEE。
作品世界にマッチしたいい曲なんだけど、この十年後に手掛けた「宇宙戦艦ヤマト/復活篇」共々、シリーズの再開に水を差す結果になっちゃったのは偶然とはいえ残念。
なんか巡り合わせが悪いというか何というか…。

【ひとこと】
山ちゃん、ハーロックよりも機関車(C-62)役の方が台詞が多い。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10588979/
https://odin2099.exblog.jp/27611581/


by odin2099 | 2021-09-02 19:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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