映画「ドラえもん」の第40作で、新型コロナウィルス感染拡大に伴い公開が延期され、いつもの春休みではなく夏休み興行となった。
ちなみに今年も春興行が予定されていたが、こちらは来年の春に延期になっている。

恐竜博でジャイアンやスネ夫の前で、化石じゃなく本物の恐竜を見つけて見せる、と宣言してしまったのび太。
ようやく見つけた化石をタイムふろしきで包むと、何と新種の双子の恐竜が生まれる。
しかし大きくなり空を飛ぶようになると、いつまでも隠れて飼うわけにはいかない。
のび太は泣く泣くドラえもんやしずか、ジャイアン、スネ夫らと共に元の時代へ連れ戻そうとするのだが…。
映画「ドラえもん」で恐竜を扱うのはこれで三度目だが、似たところはあるけれど「のび太の恐竜」や「のび太の恐竜2006」のリメイクではなくオリジナルストーリー。
のび太と恐竜との友情が軸になるのは変わらないが、今回はそれにタイムサスペンスが加わる。
一行が辿り着いたのはメキシコのユカタン半島に隕石が落下し、恐竜が絶滅する時代だったのだ。
タイムパトロールも介入し、恐竜たちを救おうとするのび太と、歴史改変を阻止しようとする彼らとの対立も挟んだアクションシークエンスがクライマックスを彩るのだが、結局タイムパトロールたちは干渉せずに見守るだけ。
そして最後は少々慌ただしい別れの場面へと変わるので、何となく忙しい印象が残ってしまった。
ここ最近の「ドラえもん」は映画館に見に行っていたのだが、今回は予告を見ただけでスルー。
それで正解だったかも。