『ドラえもん/のび太の恐竜』(1980)
2006年 03月 12日
中編作品の「のび太の恐竜」をベースに長編へと拡大して、異世界を舞台にした大冒険で、普段は喧嘩ばっかりのジャイアンやスネ夫とも固い友情で結ばれ、しずかちゃんのサービス・ショットもあって、という具合に劇場版のパターンは既にこの一作目で確立されています。

スティーブン・スピルバーグ監督の『E.T.』は、この作品が元ネタになっているのだという噂もあるようですが、この頃は黒澤明監督の『影武者』の応援やらで来日していましたし、自宅にはドラえもんの縫いぐるみが置いてあるのをカメラが捉えたり、ということもあったようなので、あながち無関係ではないかも知れませんね。
ちなみにこの作品、劇場では『モスラ対ゴジラ』短縮版(リバイバル)と2本立てでした。ということは、かつての<東宝チャンピオンまつり>の正当な後継者ということになるのでしょう。

『のび太の恐竜』見に行ったのにゴジラも見れて一石二鳥と思ったものです。
1980年といえば、ウルトラマン80もありましたねぇ。
小学生でしたよ、このころ。
国鉄(!)船橋駅そばの小汚い映画館で、親父に連れて行ってもらったもんです。
それが26年たって『のび太の恐竜』がリメイクされて、1人で見に行くなんて...orz
『モスラ対ゴジラ』のリバイバルには「ゴジラ」という歌が作られました。
その歌を歌っていたのが、ゴダイゴの弟分という触れ込みのタリスマン。
そしてタリスマンの第2弾が『ウルトラマン80』の主題歌なんですな。
でもこの二本立ては結構ヘビーだったので、
実はどちらの作品にも(劇場では)あまり良い印象が残ってないな(爆)。