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『聖闘士星矢/最終聖戦の戦士たち』

『聖闘士星矢/最終聖戦の戦士たち』_e0033570_21485336.jpg邪神エリス」、「神々の熱き戦い」、「真紅の少年伝説」に続く劇場版「聖闘士星矢」の第四弾で、前作は<東映まんがまつり>とは別枠で公開されたが、本作は再び<まんがまつり>へと還ってきた。

テレビシリーズ放送終了直前の公開ということもあるので、一応の完結編といったところで、1作目のエリスと3作目のアベル、それにテレビ版でのラスボスであるポセイドンが復活してくるというシチュエーションも集大成っぽいが、実は公開時点ではまだポセイドン倒されてないのはご愛敬。

今度の敵はルシファー、別名サタン。
原作及びテレビには抵触しないようにと、これまでは”消された太陽神”だとか、北欧神話から引っ張ってきたりしてきたが、今回はとうとう「旧約聖書」からネタを引っ張ってきた。
密教やインド神話だと後発の「天空戦記シュラト」と被っちゃうし、仏教だと「鎧伝サムライトルーパー」っぽくなるし(でも元ネタは戦国武将なのか、ふーん)、スタッフも苦労したことだろう。

<まんがまつり>上映作品と言うことで中規模作品だが作画のレベルは高く、また音楽面はかなりの予算が計上されているのか、おそらくテレビ版や過去作からの流用はなく全曲シンフォニック・オーケストラで新規録音されていると思われる。

お話は例によって沙織が囚われの身となり、それを救うべく星矢たちが立ち向かうが傷つき倒れるものの、最後は究極にまで高められた小宇宙によって黄金聖衣を纏い、起死回生の一撃を放つ、というもの。
4作続けて見ると飽きるだろうが、「星矢」ファンならお馴染みの、安定のルーティーンに則った一篇ということになる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/12851351/


by odin2099 | 2021-09-21 21:52 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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