『エクソシスト2』(1977)
2021年 09月 23日

そのリーガンの夢の中でラモント神父は、若き日のメリン神父がコクモという少年の悪魔祓いを成功させていたことを知り、彼が事件解決の鍵となると判断しアフリカへと飛ぶのだが――。
「エクソシスト」の続編で、見るのは今回が二度目。
リーガンにリンダ・ブレア、ラモント神父にリチャード・バートン、リーガンを担当する精神科医にルイーズ・フレッチャー、家庭教師のシャロンのキティ・ウィンは前作からの続投で、マックス・フォン・シドーのメリン神父は回想シーンに登場し、成長したコクモはジェームズ・アール・ジョーンズが演じている。
監督はジョン・ブアマン。
格別怖がらせるシーンもないので、これをホラー映画と呼んで良いものかどうか。
むしろ悪魔なんか持ち出さずに、リーガンという少女の中に天使と悪魔が共存しているという解釈にした方が物語により深みが出たように思うのだが、そもそもが「エクソシスト」の続編を作ることから出発しているのだから、それでは本末転倒になってしまうか。
とにかく一番ビックリするのが、可憐な少女だったリンダ・ブレアのおっぱいがとんでもないことになっていること。
撮影当時は17~18歳くらいだと思うが、そのせいで彼女が悪魔と対峙したり一体化しているときが前作以上に艶めかしいものに。
確か大麻の不法所持で逮捕されたのもこの頃だったかと思うが、何かと危うい年ごろだったのだろう。